狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

狩江の山を知る(あるく)会 その2 マッコロバシの石垣

2008-07-21 18:07:16 | 四季の風景
マッコロバシとは、馬ころばしが訛ったもので、言葉が表わすように
確かに急な斜面です。

一同休憩後、次の目的地のマッコロバシに向かう・・・・
その約30分の道程の入り口ともいえる、笹と雑木で覆われたトンネルが
ワクワク感を誘う。まるで密林ジャングルへの調査隊みたいな・・・・

さっそくマムシがいた!との警告。最初からびびってしまう。
27名の同志は前途多難。
沢を横に見ながら(へびが好みそうな所なんです)進んでゆくと
1ヶ所まるで映画インディージョーンズを思い起こさせる難所がある。
向こう側へは2,3本の丸太がかかっているだけの谷!(ちょっとオーバー)
しかし、落ちれば2,3mの高さの沢なので、これまたびびってしまう。
ますます冒険心は奮い立つのです・・・

やがて竹やぶのエリアに入ってゆく。
ここは昔、棚田が作られていたようで、急な斜面に石垣が何段も残って
おりました。足元は割合水気が多く、かつかなりな傾斜角で転ぶ隊員も。

そんな竹やぶを通ってゆくと、ついに石垣が姿を現す!
南方の密林に佇む仏頭のごとく、その堂々としたりっぱな石垣は
わたしたちの前に静かにその威容を誇っていました。
ササの葉の間から眩しく射してくる日差しを所々受けて
見ているとつい、どこかの山城跡を連想させる、
かつて先人が隠し田として米を作っていたのでは、というその遺構は
もう忘れられてしまいそうな昔の生活を忍ばせるには十分でした。

未公認ではありますが、畑の石垣の高さとしては西日本一(約8m前後)では
ないかとのこと。

みなさん、一度行ってみませんか?