山本あけみ「緑ゆたかな環境を子どもたちへ」

建築士や生活者として、都市計画・公共施設マネジメント・地球温暖化対策・SDGsなど、独自の視点で日々発信

エコ的朗報・恵比寿ガーデンプレイス

2010-06-29 | 「あれこれ」のこと
皆様、恵比寿のガーデンプレイスに足を運ばれた方はいらっしゃいますか?

実は、先日用があって行ってきました。
子供と一緒だったので、動く歩道を利用しました。

恵比寿ガーデンプレイスは駅から距離があるので、
動く歩道が完備されていて、荒天でも殆ど影響なく
いくことができます。

人工的な歩道に、エコ的朗報を発見!!

なんと、日中はすべての照明が消されていたのです。

写真は以前の状態ですが、
窓の外が明るくても人工照明がすべて点いている様子がわかります。

これがすべて消してあったのです!

公共の建築物というのは人々の意識化に残っているので、
住宅の照明計画をするときにもかなり影響があります。

外が明るい時には、必要のない照明は消していく。

そんなあたりまえのことを公共建築から
もっともっと
推進してもらいたいと思っています。

省エネシンポジウムに参加してきました。

2010-06-29 | 「あれこれ」のこと
以前、環境省主催の「省エネ照明シンポジウム」
(会場:大手町日経ホール)に参加をしてきました。
サブタイトルは「あかりが導く低炭素社会」です。

照明デザイナーとして有名な石井幹子氏の基調講演や
建築家や大学教授などを交えてのパネルディスカッションで、
照明の「省エネ・創エネ」を語っていました。

全体的な感想は、私のような照明のプランナー向けのものではなく、
照明器具を作っている側のメーカーや、大型チェーン店向けのものだな、
ということ。

マクドナルドやセブンイレブンが旗振り役として、
照明をすべて省エネタイプのLEDでデザインした例などが
紹介されていました。
全国すべての店舗が省エネタイプになると、
これはかなり影響が大きいですよね。

人工的な照明が普通の世の中になっておよそ100年が経ちますが、
近年のこれでもか!とたたきつけられるような照明は
暴力といっても良いのではないでしょうか?

西新宿の高層ビル街はまるで不夜城のごとく、
明るく燦然と輝いていますよね。

駅やデパートなどの商業施設の照明方法や照度が住宅に持ち込まれ、
必要な明るさをはるかに超えた明るさを撒き散らしています。
これにより、不眠を訴える人が増えているのではないかと
考えたりします。

出来ることなら住宅の照明は心休まるように、と願っています。