現在行われている杉並区議会では、
平成23年度の決算が妥当なものかという区議会議員と区担当部局との議論のやり取りが続いています。
私がこれまで行った質問は以下の6点、そして最終日の10月3日の午前中には際下段の項目の質問で締めくくります。
翌、10月4日午前中には意見開陳を行う予定で、初めての会派の代表としての登壇と緊張が続きます。
<決算特別委員会での質問と答弁要約>
Q1、SOHO設立による起業の支援について
杉並区でのSOHO設立の支援の事業の目的や内容、進捗は?
A1、平成15年から開始し、9室が待ちが出るほど堅調に推移。
起業支援も手厚く行っている。
Q2、すぎなみ地域大学の運営について
目的は?新たな講座は毎年どのように決まってくるのか?
A2、地域活動に必要な知識・技術を学び、仲間を拡げ、区民自らが地域社会に貢献する人材、協働の担い手として活躍するための仕組みで、
新たな講座は担当課と協議の上、杉並区に貢献していく人材の排出を目的とするならば創設を検討していく。
※提案を含めて、大人の発達障害の支援体制として、当事者の会が主催しているような、気づきを通して生活改善を図って行くワークショップの推進役であるファシリテーター養成講座や省エネ住宅の区内普及を目的として、区内建設事業者やリフォーム関連の仕事をしている方向けやこれから省エネ住宅の建設を予定しているだとか、リフォームを検討している一般の区民向けの講座などが考えられると思いますが、こういった講座は可能かを質問し、前向きな答弁をもらいました。
Q3、契約制度について
現在の契約に至る案内開始から締め切りまでの期間、言い換えると入札する会社側が積算をする期間が妥当なものか?
A3、法連遵守での運用であり議会承認が必要な案件において発注までの期間からするとギリギリだが、
告示までの案内を10日ほど延長することを検討していく。
※たとえば契約金額が23億円の中学校の建て替え工事で積算期間が23日とあるが、きわめて短期間。この建物を積算するにあたって予想される大きな項目だけを想像しても、基礎工事、本体工事、内外装工事、ガスや水道、電気などの設備工事、トイレ、台所などの住宅設備設置工事、ウインドウトリートメントや置き家具といった広範囲にわたるので、金額に応じた標準的な日数を再検討を要望し、後世に良質な建物を残していくために強く提言をしました。
Q4発達障害の相談窓口について
発達障害のライフステージ毎の支援策は?大人の発達障害の相談窓口をわかりやすく区民に提示すべきでは?また、相談内容の集積・分析、また横の連携やその後の区政への反映はどの様にされているか?
A4、就学前、小・中・高までの相談窓口は担当ごとでわかりやすいが、大人の発達障害は就労や生活など、事象ごとの窓口になっておりわかりづらく今後の検討課題。相談内容の集積・分析は今後より一層取り組んでいく。
※大人の発達障害の相談窓口をわかりやすくし、幼児期から一貫して区で支援していく体制作りを推進していきます。
Q5、不妊治療支援策について
区内の不妊治療をしている人数などの最近の傾向は?
不妊について、成人期以前から教育等での啓発や、成人期でも妊娠に関する正しい情報を提供していく事が必要では?
不妊治療の最初のハードルを下げるため、スターターセットのような不妊治療初期の検査の助成をする方法は?
A5、全国的な統計からして、増える傾向にある。講座開設や大学生向けのチラシ作成などで啓発していく。初期の検査助成は検討課題。
Q6、ごみ減量について
現在、23区内でトップの排出量を誇る杉並区だが、業者さんからは戸別回収に近い形になっていることへの戸惑いの声もある。また、今後は可燃ごみに含まれる生ごみと生木の水分減少策を講じては?
A6、回収業者さんへは運行距離により費用を算定している。これ以上の排出量抑制へは総量削減のための啓発と、生ごみの水分減少策を講じる必要あり。生木の処理方法は検討課題。
※生ごみと生木はいずれも水分を多く含んだまま収集され、そのまま焼却処分となっています。生ごみを絞ってもらう、生木は乾燥させてから収集するなどのルール作りが必要と考えています。
今週の登壇予定。
10月3日(水)午前中「一般会計第5、7都市整備費・教育費」
◇省エネ住宅促進について
◇荻窪駅周辺まちづくりについて
◇小・中学生の移動教室について
以上