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「やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人」 その1 ケント・ギルバート 

2017年07月05日 00時51分03秒 | 本の紹介(こんな本がある)
 「やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人」 その1 ケント・ギルバート 1952年生まれ 株 PHP研究所

 まえがき

 おかげさまで前作「まだGHQの洗脳に縛られている日本人」は、多くの方に読んでいただけました。読者の皆さんの書評や激励のお言葉がとても温かく、もっと勉強して、日本と日本人をおうえんしたいという気持ちを新たにしました。

 その一方で私は、ここまで大きな反響があったことに、別の意味で驚きました。この反響の大きさは、それだけ日本の皆さんの多くが、GHQ(連合国軍司令部)が命じたプレスコードや、それに基づく徹底的な検閲が存在した事実をまったく知らず、それらがもたらした洗脳効果を、何も意識していなかったことを意味するからです。

 前作にたいしていろいろなコメントをいただくなかで、もう一つ感じたのは、「日本は悪い国だった」という自虐史観を強く植えつけられたせいで、多くの読者の皆さんが、日本人としてのプライドや誇りを持つことに、どこか抵抗感があるらしいということです。

 日本人のDNAの問題なのか、あるいは謙遜や謙譲のような習慣や精神性のせいかはわかりませんが、「自分のことを褒めるのは、みっともない」「自分や自国を悪く言っておくほうが安心する」「外国から文句を言われたら、素直に従う」といったマインドを、多くの現代日本人が無意識のうちに持っていることは、間違いないようです。