民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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次回の朗読教室の課題は「人間失格」

2019年07月09日 17時42分48秒 | 身辺雑記
7月9日(火)
毎月、第二、四火曜日は朗読教室。
今日は五人が出席(二人欠席)
宮沢賢治「やまなし」の十二月を一人一人が読んで修了。
次回からは太宰治の「人間失格」のはしがき(冒頭部分)に入る。
今日は一度だけ、みんなで丸読み(句点で読み手を交代)をした。

太宰は若い頃、夢中になって読んだけれど、
安吾(坂口安吾)に移ってからはパタッと読まなくなった。
朗読をやるようになって、太宰の作品がよく読まれることに驚いている。
文章がうまい、10分くらいの作品が多い、著作権が切れている、
などがその理由じゃないかと推測。
太宰の作品は「明」と「暗」の作品に分かれる。
今まで朗読で読んだのは「明」の作品がほとんどだったが、
今回は「暗」の作品を読む。(「暗」はおそらく初めて)

太宰は6月に心中したが、オイラはその年の8月に生まれた。
「斜陽の子」太田治子さんは大学の一年先輩になる。
太宰は全集を読んだ唯一の作家である。
太宰関連の本はほとんど読んだ。
そんなこともあって太宰とは縁があるように感じている。
こうして朗読をやるようになって、
太宰とまた向き合うようになったのも、めぐり合わせなのだろう。