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「江戸の卵は一個400円」 その7 丸太 勲

2015年03月22日 01時26分01秒 | 雑学知識
 「江戸の卵は一個400円」 モノの値段で知る江戸の暮らし 丸太 勲 光文社新書 2011年

 「江戸の履物」 P-69

 日本で一番初めに靴を履いたのは、坂本竜馬だ。銅像にも靴を履いた竜馬の姿を見ることができる。明治以降あっという間に日本人の足元を靴が席捲したが、それ以前の日本人の履物は下駄、草履(ぞうり)、草鞋(わらじ)、雪踏(せった)などで、用途に合わせて履き分けていた。

 中略

 今でも男の和装に欠かせないのが、茶道の祖・千利休が考案した雪踏(せった)だ。雪の積もった露地を茶室に向かうときに湿り気が草履にしみ通るのを嫌い、草履を重ね履きし、さらに裏に牛革を張った。後に真竹皮をさらした物で表を編み、さらに裏金を打つと耐久性も増して、庶民にももてはやされるようになった。雪踏にも上物、並みといろいろあり、値段は200~300文(4,000~6,000円)程度だった。

 江戸の道は雨が降ればすぐぬかるむ。晴れの日は駒下駄(日和下駄)を履くが、雨の日は歯の高い足駄(高さ12センチ、今の高下駄)を履く。

 ブログ主(注)雪踏(せった)という漢字は初めて見た。雪駄(せった)だと思っていた。
どちらも辞書には載っている。
 駒下駄というのは普通の二枚歯の下駄のことを言う。日和下駄は女物の下駄のこと。ググってみるといろんな種類のあることに驚く。 
 日光下駄というのがあって、これは普通の下駄の上に草履を貼ったモノ。
 オレの小さい頃は下駄を履いていた。そういえば下駄をけっとばして天気を占ったなんて今の人は知らないだろうな。ってこんな言い草は年寄りかな。
 リタイアして今はまた下駄を愛用している。

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