民話 語り手と聞き手が紡ぎあげる世界

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「ハチドリのひとしずく」

2013年12月22日 00時35分18秒 | 民話(おとぎ話・創作)
 「ハチドリのひとしずく」 南アメリカに伝わる話

 森が燃えていました

 森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました

 でも クリキンディという名の
ハチドリだけは 行ったり来たり
口ばしで 水のしずくを 一滴ずつ 運んでは
火の上に 落として いきます

 動物たちが それを見て
「そんなことをして いったい 何になるんだ」
と、言って 笑います

 クリキンディは こう 答えました
「私は、私に できることを しているだけ」

 「英語」

The forest was on fire.
All of the animals, insects, and birds in the forest rushed to escape.
But there was one little hummingbird named Kurikindi,
or Golden Bird, who stayed behind.
This little bird went back and forth between water and fire,
dropping a single drop of water from its beak onto the fire below.
When the animals saw this, they began to laugh at Kurikindi.
"Why are you doing that?" they asked.
And Kurikindi replied, "I am only doing what I can do."

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