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「私の作文教育」 その4 宇佐美 寛

2017年05月27日 00時39分53秒 | 文章読本(作法)
 「私の作文教育」 その4 宇佐美 寛 (1934年生まれ、千葉大学名誉教授) さくら社 2014年

 第二章 「過程作文(発想作文)」・「編集作文」 その2 P-36

 こういう冗長な、進行が遅い文章を書こうとすると、一文(センテンス)は、自ら短くなる。一文一義になる。つまり、一文では、一つのことだけを言う文体になる。
 一文の中で、いろいろのことを、一緒に一気に言う長い文では、くどく、しつこく書くことは不可能である。ごちゃごちゃと混乱・錯綜し、何を言っているか不明になる。
 
 一文一義ならば、「なぜか。」「つまり、」「だから、」などと書いて原因・結果・目的・方法の関係を明確に示すことが出来る。「例えば、」と書いて、適合する事実を具体例として示すことも出来る。
 一文一義の短い文を書くのならば、当然、文章全体としては、句点(まる)を多くすることになる。


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