標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

軽井沢探索、ペット同伴のレストランでランチ。

2018-06-05 20:37:33 | 日記

浅間園からみた浅間山

昨日は、我々にとっては年に数回あるかないかの贅沢。ランチと土産を目的として、タロ(犬)と共に軽井沢に行った。

予めペットと共に食事をできるところを探した。今回はジャム作りで有名な「沢屋」に行った。沢屋は1952年に小さな青果店から始まった。滞在する外国人宣教師や外国大使別荘へ新鮮な野菜や果実を納めていた。無添加・低糖度の手作りジャムを作り始めたところ、低糖度で甘さ控えめのジャムは口コミで評判を呼び、ジャム専門店に生まれ変わったとのこと。また、宣教師から譲り受けたルバーブは、青果店当時より店頭に並び、また、加工した「ルバーブジャム」は、ジャムを作り始めた当初から愛され続ける沢屋の人気商品とのこと。

また、当時ロシア人経営のロシア料理店で「ピロシキ」が人気を集めていた。沢屋ではその懐かしい味を当時の記憶を基に再現した。粗挽きの合挽き肉やゆで卵などぎっしり詰まった具だくさんピロシキという。このピロシキを妻の知人から頂いて、妻がその味が忘れられず、昨日の軽井沢行きとなった。

立木の中にたたずむ沢屋直営のレストラン「こどう」に向かうと、ウエイターが出迎えてくれた。丁寧なあいさつで、ペット同伴でと問うと、「これから準備いたしますから、少々お待ちください」とのことであった。後で分かったが、ペット同伴の場合は予めアポイントが必要とのこと。たまたま昨日は席が空いていたのでOKだった。


我々が案内された部屋から望んだレストランの建物。


部屋の外の風景。


タロはテーブルの下で座って待っている。実はレストランで食事するのは初めてだった。粗相をするのではと心配していたが、終始おりこうさんだった。


ランチメニューを頼んだ。最初は、スープ。地元の野菜を使ったミネストローネ。まろやかな風味だった。


一品目のメインディッシュは、薄焼のピザ。チーズだけのシンプルなピザ。


ピザのトッピングがシンプルだったのは、沢屋のジャムをつけて食べるからだ。上左が「ルバーブジャム」だ。「こどう」に来たらこのピザに限ると私は定義した。


もう一品のメインディッシュは、カニベースのソースで和えたスパゲッティ。全く生臭くなく、美味しかった。


コーヒー。イタリアンレストランなのにアメリカンぽい口当たり。


最後に、パフェ。説明によると、下から上へ、コーヒーゼリー、クルトン、杏、牛乳ソフトアイス、キンカンで構成されていて、スプーンが垂直に刺さっていた。

食後は、隣のカフェで土産のピロシキを注文。できあがるまで30分というので、軽井沢駅までドライブ。駅に面したショッピングモールのウインドショッピングもどき、車窓から味わった。妻は「こんどは、ゆっくりモール内を歩こうね」とつぶやいていた。

沢屋にもどり、ピロシキを受け取った後、鬼押出し方面に向かい、浅間園を散策した。


浅間火山博物館の裏手にある大きな岩石。噴火により落ちたのだろうか?


散策路にあった、コンクリート造りのシェルターと思われるもの。これをみて、思わず背後に見える浅間山を振り向いた。噴煙は上がっていなかった。


いい天気だ。浅間山は静かだった。


白樺と花が終わりかけたレンゲツツジ。


下界は真夏日だったが、この地は20弱だった。


「SAWAYA」と書かれた小袋の中にひとつずつピロシキが入っている。


帰宅した後ピロシキを食べた。画像はナイフで二つに割ったもの。牛ひき肉の香りのする、一度食べたら忘れられない味のピロシキだ。
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