天気予報では、よく春分(「二十四節気」暦のひとつ)や節分(「雑節」暦のひとつ)という用語を使う。今日の天気予報でも6月11日は暦の上で、「入梅」と言っていた。前後の話をしっかり聞いていたわけではないが、田植えを行う頃との言葉が耳に入った。
「入梅」は季節の移り変わりの目安を表す暦の一種である「雑節」のひとつだ。もともと二十四節気は、中国から伝わった暦だが、雑節とは日本独自の暦。貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっていて、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるとのこと。
二十四節気は、太陽の運行を基準にした季節の区分法だ。天空上の太陽の動く道黄道というが、二十四節気は黄道上の運行を基準とした1年を24等分したもので、年によっての日付のずれは約1日前後だ。そして、地球の赤道を天空に映したものを天の赤道という。黄道が南から北へ天の赤道と交わるところを春分点(しゅんぶんてん)といい、春分点を起点(0度)として黄道を360度に分けたものが黄経(こうけい)だ。これを24等分したものを二十四節気というとのこと。
最近田植えを終えた棚田。
二十四節気のひとつに「芒種(ぼうしゅ)」というのがあり、今年は6月6日だった。本来は、夏至 の前日までの約15日間を表していたが、現行暦ではその期間の第1日目をさす。その頃は麦の刈入れや稲の植付けに適した時期という意味が込められている。「芒」というのは、イネ科植物の花の外殻にある針のような突起を意味するとのこと。
ニュースでいった意味が分かった。「芒種」の初日から5日経った「入梅」は、芒種期間の初期に入り、田植えに丁度良い時期だという意味で話していたのだろうと。
「芒種」も「入梅」も誠に季節に合った言葉だ。古人は、自然を相手にしながら、長年の体験により、生活の知恵を蓄積してきたのだと思う。私は二十四節気や雑節などをあまり理解してこなかったが、先人が編み出したこれらの暦に込められた、意味を味合うことにしようと思う。次は、6月21日の夏至だ。
「入梅」は季節の移り変わりの目安を表す暦の一種である「雑節」のひとつだ。もともと二十四節気は、中国から伝わった暦だが、雑節とは日本独自の暦。貴族や武家の儀式ではなく、主に農作業と照らし合わせた季節の目安となっていて、日本の気候風土に合わせてあるため、長い間に培われてきた知恵と経験の集約といえるとのこと。
二十四節気は、太陽の運行を基準にした季節の区分法だ。天空上の太陽の動く道黄道というが、二十四節気は黄道上の運行を基準とした1年を24等分したもので、年によっての日付のずれは約1日前後だ。そして、地球の赤道を天空に映したものを天の赤道という。黄道が南から北へ天の赤道と交わるところを春分点(しゅんぶんてん)といい、春分点を起点(0度)として黄道を360度に分けたものが黄経(こうけい)だ。これを24等分したものを二十四節気というとのこと。
最近田植えを終えた棚田。
二十四節気のひとつに「芒種(ぼうしゅ)」というのがあり、今年は6月6日だった。本来は、夏至 の前日までの約15日間を表していたが、現行暦ではその期間の第1日目をさす。その頃は麦の刈入れや稲の植付けに適した時期という意味が込められている。「芒」というのは、イネ科植物の花の外殻にある針のような突起を意味するとのこと。
ニュースでいった意味が分かった。「芒種」の初日から5日経った「入梅」は、芒種期間の初期に入り、田植えに丁度良い時期だという意味で話していたのだろうと。
「芒種」も「入梅」も誠に季節に合った言葉だ。古人は、自然を相手にしながら、長年の体験により、生活の知恵を蓄積してきたのだと思う。私は二十四節気や雑節などをあまり理解してこなかったが、先人が編み出したこれらの暦に込められた、意味を味合うことにしようと思う。次は、6月21日の夏至だ。