標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

数値で分かる改造内閣の矛盾点。改造の度に「5→4→3→2→1」 と女性閣僚の減少。

2018-10-03 21:10:49 | 日記
昨日は、第4次安倍改造内閣が発足した。閣僚の顔ぶれについて、安倍総理は「全員野球内閣」とアピールするが、野党などからは「論功行賞内閣」、「在庫一掃、閉店セール内閣」などと揶揄されている。12人もの初入閣の顔ぶれで、政権を支える屋台骨は、変わっていないという。
国民の世論とかけ離れた、憲法改正に突き進んでいるとも評されている。せめて、打ち出す政策や国会論戦などで、真摯、丁寧かつ謙虚な態度で臨んで欲しいと願う。

さて、どの様な内閣になるかは今後の課題だが、今回の改造によって、皮肉や揶揄でなく、明らかになった安倍総理の矛盾点についてみてみる。

野田前総務大臣が、今回の改造内閣について、記者会見で女性閣僚が、「3、2、1と減り続けているので大変心配している」と語っていた。
そもそも安倍総理は、政権に復活した時に、「女性活躍」を掲げて立ち上げたはずだ。2014年9月の第2次安倍改造内閣では、5人の女性閣僚が任命された。実際は直後に2名の女子閣僚が辞任し、1名選ばれ4人になったが。その後、第3次、第4次安倍内開とその改造度に4名、3名、2名に減り、今回は1名になった。

「女性活躍」を明確に打ち出しスタートしたはずだが、昨日安倍首相は「日本は女性の活躍はスタートしたばかりだ」とか、唯一の女性閣僚について「2人分も3人分もある持ち前の存在感で・・・」と評価している。女性閣僚の減少のことは触れずに、新女性閣僚のこと持ち上げている。国会でのはぐらかし答弁を彷彿させられた。ある国会議員は、総理の発言・答弁を評し、「都合の悪いことは無視する」、「責任は取らない」と語っている。

このように、内閣改造の度に、意図したかのように女性閣僚が減ってきている。私も、かつて、このブログでつぶやいてきたように、今の政権は、「真摯」「丁寧」「謙虚」などと、掛け声はよいが、内容が伴わない。「女性活躍」もしかりである。次回は「0」になってしまいそうである。

しかし、言葉だけで終わって欲しいフレーズが一つある。「憲法改正」だ。憲法については改正した方がよいと思う箇所があると思う。したがって、憲法改正については、政党や国会だけの提案・議論でなく、はじめに国民レベルの議論を行い、その後に国会で議論して欲しい。
コメント
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