標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

渋柿の渋抜きと、干し柿づくり。13夜の月見の供えとしよう。

2018-10-21 20:58:08 | 日記
妻が散歩の途中で、立派な柿を頂いた。渋柿だそうだ。
早速、半分は干し柿に、もう半分はブランディ―で渋抜きをしてみた。干し柿は3週間ほどで、渋抜きは10日間できそうだ。そして、今日は十三夜の月見。十五夜よりも月はきれいに見えるそうだ。今日の天気は日本全国快晴。まさに良い月見日和だ。わが家ではだんごの代わりに干し柿をつるし、渋抜きをしたことを、お供えの代用としよう。

吊るし柿。


渋抜き。大きなタッパーにれられた渋柿。


荒れ地のススキ。今はススキの最盛期だ。供え物にススキを添えるのは、稲穂と見立てているとの説がある。

干し柿は、ヘタを残し皮をむき、ひもで結び10秒ほど熱湯につけ消毒をした後、物干し竿につるした。ウッドデッキの屋根部分につるしたが、わが家では野鳥やサルがやってくる。もう何年も前になるが、干し柿をウッドデッキにつるしたことがあった。そろそろ食べごろかなと、次の日当たりに収穫しようと思っていた。しかし、翌朝になると、すべてなくなっていた。
その頃、よくサルが家の周りを歩き回っていた。紐だけ残して、干し柿はサルに持っていかれたようだ。自然と一緒に住む以上、共存なのでやむを得ないと納得しつつも、悔しい思いをした。

今回は吊るした後、吊るし柿を囲むように網で覆った。少なくとも鳥には突かれないだろう。しかし、網をかぶせただけではサル対策にならないかもしれない。サルは網を除けて取るかもしれないのだ。サルとの智恵比べだ。でも、この土地はわが家を建てる前は、サルが群がる場所だったようだ。彼らの土地を奪ったのは、人間なので、干し柿を取られても仕方ないか! それにしてもここ数年は、年ごとにサルを見なくなった。寂しい気もする。干し柿作りを行おうと、思いついた動機の数パーセントは、サルの訪れを期待しているのかも知れない。

頂いた柿の半分は、皮も剥かずにヘタの部分にブランディ―をスプレーして大きめのタッパーに入れた。1週間ほどすると渋が抜けるそうだ。
10日~数週間後の出来具合が楽しみだ。
コメント
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