日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

羽田発パリ行き41便。

2011年03月21日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
夜中にパリに向かって発つ便に乗るのは、
日にちさえ間違わなければ
本当に良いことだと思う。

約12時間ある飛行時間のうち
映画を二本見る時間と寝る時間とに
シンプルに分ければ、時差にもすんなり
身体を順応させることができる。
現地時間の早朝に着くので、
起きたら朝、という
理想的な具合にものごとがすすむ。
頭の中で考えて簡単に思えることも
実際現実ではうまくいかない。
そのことを思い知った。
すべては私の強欲が
原因だ。
あるいは、村上春樹のせいとも言える。
そう、うとうと半寝しながら
「ブラックスワン」とラッセル・クロウの
「プロヴァンスの贈り物」を見終わって
本格的に寝るために選んだ映画が
「ノルウェーの森」だったのだ。

小説読んであったのに、
内容を思い出せない。覚えてないからつい、
先が気になってしまった。さらには
さり気なく散りばめられた
原作どうりと思われるセリフがいちいち
心の奥の方を刺激してきて
すっかり覚醒してしまったのだ。
よくもまあこうも下世話な性の話を
拡張高いタッチで描いたものだと
妙に関心しつつ、同時に自殺ねえと呆れつつ
結局は作り手の術中にはまって
見入っていた。

3本映画をみてしまったのだから、
あぁ寝なきゃ時差ボケで大変、と焦り…
焦る故に
ますますねられず…。
どうせ寝られないならと、
「Love and.the drug」「ナルニア國物語 第三話」
と見続けた。ああ、なんて欲深い女なんでしょ、私。

結局睡眠もろくのできず朝を迎えた。つまり
パリに着いた。
娘をはじめ周りの乗客はみんな寝ていたわけで、
夜中にパリに向かって飛び立つ
JAL41便は時差が辛い欧州便の救世主とほぼ言って良いと思う。

ただ見る映画は慎重に選ぼう。
今思えば最初に「ブラックスワン」を見てしまった時から
神経は刺激され、とどめが「ノルウェーの森」だったのかも。
「ブラック・スワン」はナタリー・ポートマンの名演技ゆえの
グロさといったら思わず目をおおってしまうほどだったんだよね。

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羽田発のパリ便でよかった。

2011年03月21日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
人生には偶然はない。
全てが必然?

出発日の前日の土曜日に更年期障害の治療と、
近くのキャッシュ・ディスペンサーに行く必要があったこと。
1番近いのはお台場の
アクアシティなので、
まだ
地震の影響で閉鎖中かとも思いつつ、
病院に行ったついでに足を伸ばしてみたこと。
GAPとか一部ショップは閉まっていたけど
震災からずっと
学校が休校していて自宅待機だった娘を
気分転換にいいからと、
呼び出したこと。
娘と二人で旅行に必要な
カップ麺や雑貨類を購入できたこと。

旅程表を作ってくれるというパパに、
素直に甘えてすべてのe-ticketを
パパに渡したこと。
忙しいパパに変に遠慮しないでよかった)

私も娘も珍しく出発の前日には
ほぼ荷造りができていたこと。
なんといっても地震の影響で他にすることがなかったのだ。

パパが
「僕が思うには出発便は明日の真夜中じゃなくて、
今日の真夜中じゃないかな」
「え、20日の……、
あ、あ、今日の真夜中が20日だ」
「今すぐ出なきゃヤバイぞ」
さーと血が引いていくのを感じながら
時計を慌てて見ると、21時ちょい前だった。
「何時出発だっけ?」
真夜中とだけ大雑把に
インプットしていたので、パパに確認した。
1時半の出発だとわかった時、
どれほど安堵したことか。


お台場から羽田空港は多分車なら15分はかからない。
あと1時間ちょっとで家を出れば、3時間前にチェックインできる。
一度出発時間の30分前に
成田空港に到着し、駆け足で搭乗したことがある。
その経験からすると、最悪まだ家を出るまで4時間ある、
といえなくもなかったのだから。

勿論、1時間後には家を出て、
出発時間の3時間前にはチェックインができた。

パパが気付いてくれなければ、
20日の夜中に発つ便を頭の中で
すっかり21日の午前1時半にすり替えてしまったことに、
気づくことはなかっただろう。
ただ、20へと日付が変わる
深夜零時に起きてさえいれば
はたっとその事実に気付いたかもしれないが。
多分、熟睡していて後の祭りになったはずだ。

飛行機が出たあとではキャンセルも効かず、
マイレージポイントも戻らず、全てが悪夢と化したはず…。
想像しただけでも身震いがする。

今私が、どれほどパパ(主人)に感謝しているか。
パパは再び私の救世主となった。
旅行に参加してくれないことへの
ちょっとした不満などこっぱみじんに吹き飛んだ。
このことを思うにつけ、すべてが偶然ではなく必然だと
しかと受け止めてしまうのであった。


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