摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

等彌神社(とみじんじゃ:桜井市桜井字能登)- 伊勢神宮の中重鳥居を譲り受けた、紅葉も美しい古代祭祀霊畤

2019年08月24日 | 奈良・大和
神社の前の通りはもちろんの事、桜井市駅周辺からも、5月5日の例祭を知らせるおびただしい数の旗が立てられていて、現在も地域で篤く信仰されている事が感じられました。宗像神社から歩いたのですが、マップアプリでは隣の天理教桜井大教会の敷地に案内されてしまいました。志貴御県坐神社も天理教の隣(というより天理教が後でしょうが)だったなと少し気になりました。。。 ・神社前通り まず目に入る一の鳥居(タイトル . . . 本文を読む

上宮天満宮(高槻市天神町)~古代濃味郷の地についた「登美の里」名の不思議と、土師氏の子孫・菅原道真の伝承

2019年08月10日 | 高槻近郊・東摂津
以前に摂社である「延喜式」式内社の野見神社を取り上げましたが、今回は高槻市で一番有名な本社の方です。創建は大宰府天満宮に次いで2番目である事がPRされています。その由緒は以下の通りです。 ・本殿   【ご由緒】 ”正暦四年(993年)勅使菅原為理が太宰府の道真廟に参拝して左大臣正一位追贈の詔を伝えての帰路、この地に来てとつぜん神輿が動かなくなり、為理が卜占して神慮を問 . . . 本文を読む

「百舌鳥古墳群と陵墓の埴輪」 - 宮内庁書陵部研究官が世界遺産の埴輪を語る - (堺市博物館特別展「百舌鳥古墳群ー巨大墓の時代ー」 関連講演会)

2019年08月03日 | 大阪・南摂津・和泉・河内
百舌鳥・古市古墳群がめでたく世界遺産に登録された7月6日から、堺市博物館で開催されている特別展「百舌鳥古墳群 -巨大墓の時代-」。地元の百舌鳥古墳群を中心に、古市古墳群、西都原古墳群など国内の主要古墳群の出土品を一同に展示し比較する事で、百舌鳥古墳群の位置づけを考える、という企画です。我が摂津三島の三島古墳群からも、今城塚古墳と弁天山C1古墳の埴輪が展示されています。その特別展の関連講演会として、 . . . 本文を読む