新年の干支にゆかりのある神社の話題です。背後の仏徳山の裾に上下に並んで鎮座し、宇治川を挟んだ対岸にある平等院と共に、風光明媚な観光地・宇治の重点スポットとなっている二つの神社です。とくに宇治上神社は、最古の神社建築である事が2000年以降の科学調査でも改めて確認され、平等院とともに世界文化遺産の誉れを得ている事で知られます。
御利益としては、ご祭神・菟道稚郎子が学問・儒教を極めた . . . 本文を読む
当社といえば、とにかくお酒の神様、醸造祖神としていつも語られて、古代史的には朝鮮半島より渡来した秦氏が総氏神とした著名な神社と理解されます。その秦氏は太秦の大酒神社も祀ったとされますから、よほどお酒に縁が有るのかと思いきや、神社によるとそれは近世以降という事で、そもそも酒の信仰はどんな風に始まったのかしらと思いつつ、参拝させていただきました。大社らしいゆとりある境内と格式有る社殿と . . . 本文を読む
松尾大社の摂社という位置付けですが、観光名所・嵐山の松尾大社から歩いて5分くらいの距離に独立して鎮座しています。京都には、こちらと京田辺市の月読神社の二つの著名なツキヨミ社がありますが、こちらは神功皇后ゆかりの月延石が有る事から「安産守護のお社」として崇められてきました。神社としてはこじんまりとした境内ですが、社殿以下並ぶ祠や磐座の由緒がそれぞれ興味深く、いろいろ想像させていただけ . . . 本文を読む
全国的に著名な大神社で、高槻から車で一番近いのがこの石清水八幡宮になると思います。平安京から見て裏鬼門(南西)に位置して京の都を守護してきた神社です。ご利益としては厄除信仰の歴史が長く、平日に行ったにも関わらず参拝者が絶えることなく訪れていました。今回は、有料(500円)になりますが、麓の頓宮横の駐車場に停めて、男山の表・裏参道や展望台など一通り巡り、良い空気を堪能できました。また . . . 本文を読む
前回「1」では木島神社の「三柱鳥居」とユダヤの関係や「元糺」の所以などに関して記載しましたが、今回は、「蚕の社」の俗称の由来となる境内社、養蚕神社をメインにします。社殿は本殿向かって右に鎮座しています。
【太秦の起源】
秦氏の祭祀する神社の境内に養蚕に関わる神社がある理由は、「日本書紀」の雄略紀の、180種の秦の民を率いる秦酒公が税として上質の゛絹゛をうず高く積 . . . 本文を読む