摂津三島からの古代史探訪

邪馬台国の時代など古代史の重要地である高槻市から、諸説と伝承を頼りに史跡を巡り、歴史を学んでいます

兵主神社(ひょうすじんじゃ:岸和田市西之内町)~豊臣秀吉建造による重要文化財の本殿をもつ兵主神の祭祀氏族

2021年04月24日 | 大阪・南摂津・和泉・河内
  泉穴師神社から直線距離で4kmほどの近い位置にある、こちらも「延喜式」式内社です。二つの神社は名前は違いますが、「日本の神々 和泉」で大和岩雄氏は、穴師の神は兵主神のことであり、当社は泉穴師神社や奈良・山辺の道の穴師坐兵主神社との関係を抜きにしては論じられない、と書かれています。   ・整備された参道。掲示の由緒によると、明治6年に兵主神社と改称したそうです & . . . 本文を読む

泉州二ノ宮 泉穴師神社(泉大津市豊中町)~和泉國ニ宮の神社名が物語る本来の由緒と゛アナシ゛の意味

2021年04月10日 | 大阪・南摂津・和泉・河内
  「延喜式」式内小社で、和泉国で大鳥大社に次ぐ社格の二宮。神社は天武天皇白鳳年間の御鎮座と説明していますが、4キロほど離れたところに鎮座する、同じく式内社兵主神社と共に、奈良県の山の辺の道沿いに鎮座する名神大社の穴師坐兵主神社との関係をぬきには考えられない、と大和岩雄氏が書かれている(「日本の神々 和泉」)神社です。   ・入口(二の鳥居)の向こうにある石畳太鼓橋。昔は . . . 本文を読む