宇佐模型技術部(兎)

プラモデル、ラジコン,ウサギのブログです。

スプリングのセッティングについて。

2022年01月09日 | ラジコン

 

 

 

 今回はダンパースプリングの選び方について説明です。 

 

 

 

 

 内容はGPツーリング(ゴムタイヤ)とEPツーリングのアスファルト路面向けに限定となります。

 

 

 

 

 時々、自分でも判らなくなるのでメモとして残します。

 

 

 

 

 あくまでも個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

 

 (*´∀`)

 オネガイシマス。

 

 

 

 ラジコンのセッティングについては人によって考え方が違うと思うので、参考の一つにして頂けたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 スプリングの選択の前に、マシンの状態が「全開で真直ぐ走る」が前提になります。

 

 

 時々「スロットを開けると不安定になる」マシンを見る事があるので、その場合は先に問題を修正します。

 

 

 

 デフや車高等のセッティングは自分が持っている「基準」に合わせます。

 

 

 

 タイヤは、セッティングの際には新品タイヤは使わずに20~30分走行した「程度の良い物」を基準として使います。

 

 (常に新品タイヤが投入できる場合は新品タイヤを基準とします。)

 

 

 スプリングの選択は「操縦スタイル」や「動きの好み」によって人それぞれ違うので、自分に合った物を探します。

 

 

 

 

 

 

 マシンに対するスプリングの役目として、

 

 ・ シャーシーを支える。

 

 ・ 路面からの衝撃を吸収する。

 

 ・ シャーシの姿勢を制御する。

 

 ・ タイヤを路面に押し付けてグリップを確保する。

 

 と言った多くの仕事を受け持っています。

 

 

 なので、重要なセッティングの1つだと考えます。

 

 

 

 1・ スプリングの選択。

 

 

 

 先ず最初に走行に適していると思われるスプリングの中で、「1番柔らかいスプリング」をマシンの前後に選択します。

 

 

 また、ダンパーの取り付け角度はダンパーステーの「真ん中」を選択します。

 

 

 TT-02等の2か所しか選択位置が無い場合は「内側」選択します。

 

 

 

 

 スプリングの硬さに対するグリップ感のイメージは、スプリングの硬さで「タイヤを押さえる力」で変化させると考えます。

 

 

 ・ 柔らかいスプリング → グリップが下がる。 反応が落ちる。 タイヤの負担が減る。

 

 ・ 硬いスプリング → グリップが上がる。 反応が良くなる。 タイヤの負担が増える。

 

 ・ フロントスプリング硬くすると減速時にリヤ側にも荷重が載る。

 

 ・ リヤスプリングを硬くすると加速時にフロント側にも荷重が載る。

 

 

 と言ったイメージになります。

 

 

 

 

 2・スプリングのセッティングの準備。

 

 

 

 

 

 

 上記の様に柔らかいスプリングを取り付けて、とりあえず走行させてマシンの「動き」を確認します。

 

 

  ・コーナー入り口でスライドする → 前後のスプリングを少し硬くする。

 

  ・コーナー出口でスライドする → 後ろ側のスプリングを少し硬くする。 

 

 

 上記の変更で、コーナーでのマシンの動きをとりあえず安定させます。

 

 

 

 

 

 少し硬くする場合は、同じ線径の物を「巻き数」を少しだけ減らしていきます。

 

 (例として 線径 1.4ミリ 7.5巻き → 7.0巻きみたいな感じです。)

 

 

 

 3・スプリングのセッティングの進め方。

 

 

 

 

 

 次にスプリングの選択を進めていきます。

 

 

 可能ならばスプリングの変更時には車高を調整して、変更前後のアライメント変化を同じにします。

 

 

 1・リヤのダンパーをダンパーステーの「一番外側」に立てて走行する 。

 

 2・リヤダンパーを立てた方が走行が良い場合は、スプリングを少し硬くしてダンパーステーの「真ん中」に取り付ける。

 

 3・フロントのダンパーをダンパーステーの「一番外側」に立てて走行する 。

 

 4・フロントのダンパーを立てた方が走行が良い場合は、スプリングを少し硬くしてダンパーステーの「真ん中」に取り付ける。

 

 5・好みの走行フィーリングになるまで(安定したタイムが出るまで)1~4を繰り返す。

 

 6・路面状況に応じてダンパー取り付け位置を変更する。

 

  ・曲げたいならリヤダンパーを寝せる。(リヤのグリップ感を軽くする。)

 

  ・コーナー入り口で安定させたいならフロントダンパーを立てる。

 

  ・コーナー出口で安定させたいならリヤダンパーを立てる。

 

 

 7・ロール量をダンパーオイルやスタビライザーの硬さで調整をする。

 

 

 

 補足説明として、

 

 ・ ダンパーやスタビライザーで「ロールの調整」ができるなら、アッパーアームの角度は変えない。

 

 ・ サスマウントの変更は、変更に対して「変化量」が大きいので、どうしてもダメな時以外は変更しない。

 

 を基本としています。

 

 

 

 

 

 

 

 最後に時間がある場合にはスプリングの変更に合わせてアライメントの調整をして、自分の操縦スタイルに合ったものを探します。

 

 

 これでスプリングのセッティングは完了とします。

 

 

 

 

 

 最後に、何度も言いますがラジコンセッティングは

 

 

 

 妥協が必要です。

 

 

 最後には腕で何とかしましょう。

 

 (;´∀`)

 ソレハワカッテルヨ。

 

 

 

 

 上記のセッティングの進め方は自分個人の進め方なので、何かアイデアやアドバイスがあればよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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