実に腹立たしいけれど、ついつい、最後まで見てしまった。天下のNHKがスポンサーについているから、たっぷり放送してくれる男子ゴルフの日本オープン。優勝賞金4200万円。優勝副賞のトヨタやベンツの高級車はないが、国内最大級だ。
しかし、日本の男子ゴルフ界は、石川遼以降、一人のスターも出てこず、注目選手はいない。お通夜の席より静かに低迷している。それでも、ついつい、暇な老人の日曜日とあって、テレビ中継を見てしまった。ツアー優勝未経験の29歳の塩見が単独4アンダー、ダントツのリードで最終日、十三番まできていた。で、十四番でダボを叩いて、リードは2打。15番でドライバーはナイスショット。残り100ほどの第2打。落とした2打を取り返そうと、ピンをデッドに狙って、ちょい足らず。あれよあれよと、タラタラ転がり戻って、絶対入れてはいけない、手前バンカーに落ちた。
さあ、それから、まさに悪夢。我々ヘボゴルファーがドツボにハマる時と全く同じ。技量もないのに、スーパーショットで挽回を狙って、更なる墓穴を掘り続ける。まさに、あれ。バンカーショットでボールが上がらず、バンカー縁の深いラフに突き刺さり、それを乗せたのか、奥に打ち込んだのか、忘れたが、トリプルボギーを叩いて、2ホールで5打落とす。
16番を何とか、パーでしのいで、まだ、2位。17番のショートホールは、超ロング。ミラクルショットを狙って左ラフ。寄せるどころか、チョロ。チョロの次は、強くパンチを利かせて、打ちすぎ。
前のショットが弱かったから、次のショットに力を入れても、全く意味がないことは、我々ヘボが懲りずに1万回も経験しているヘボショット。それをやって、反対側にこぼして、4つで乗せて、2パット。またもや、トリプルを叩いて、優勝争いから、地獄まで落下した。清水の舞台ではない。ナイアガラ瀑布でも、華厳の滝でもない。高度1万メートルの飛行機から飛び降りたのと同じ。最終ホールもボギーで上がって、プロゴルフ人生の回復は、数年、いや一生不可能までも落ち込んだ試合を見てしまった。スーパースターの快進撃を見るどころか、一生を棒に振るような試合中継を、NHKは嬉々として放送し、棚ぼたで優勝を手にしたアメリカ国籍のチャンキムに、ジジイ会長が嬉しそうにNHK杯を渡して、握手していた。
悪夢は我が人生で十分なのだ。わざわざ、テレビ中継されてまで見るとは、腹立たしい限り。
しかし、日本の男子ゴルフ界は、石川遼以降、一人のスターも出てこず、注目選手はいない。お通夜の席より静かに低迷している。それでも、ついつい、暇な老人の日曜日とあって、テレビ中継を見てしまった。ツアー優勝未経験の29歳の塩見が単独4アンダー、ダントツのリードで最終日、十三番まできていた。で、十四番でダボを叩いて、リードは2打。15番でドライバーはナイスショット。残り100ほどの第2打。落とした2打を取り返そうと、ピンをデッドに狙って、ちょい足らず。あれよあれよと、タラタラ転がり戻って、絶対入れてはいけない、手前バンカーに落ちた。
さあ、それから、まさに悪夢。我々ヘボゴルファーがドツボにハマる時と全く同じ。技量もないのに、スーパーショットで挽回を狙って、更なる墓穴を掘り続ける。まさに、あれ。バンカーショットでボールが上がらず、バンカー縁の深いラフに突き刺さり、それを乗せたのか、奥に打ち込んだのか、忘れたが、トリプルボギーを叩いて、2ホールで5打落とす。
16番を何とか、パーでしのいで、まだ、2位。17番のショートホールは、超ロング。ミラクルショットを狙って左ラフ。寄せるどころか、チョロ。チョロの次は、強くパンチを利かせて、打ちすぎ。
前のショットが弱かったから、次のショットに力を入れても、全く意味がないことは、我々ヘボが懲りずに1万回も経験しているヘボショット。それをやって、反対側にこぼして、4つで乗せて、2パット。またもや、トリプルを叩いて、優勝争いから、地獄まで落下した。清水の舞台ではない。ナイアガラ瀑布でも、華厳の滝でもない。高度1万メートルの飛行機から飛び降りたのと同じ。最終ホールもボギーで上がって、プロゴルフ人生の回復は、数年、いや一生不可能までも落ち込んだ試合を見てしまった。スーパースターの快進撃を見るどころか、一生を棒に振るような試合中継を、NHKは嬉々として放送し、棚ぼたで優勝を手にしたアメリカ国籍のチャンキムに、ジジイ会長が嬉しそうにNHK杯を渡して、握手していた。
悪夢は我が人生で十分なのだ。わざわざ、テレビ中継されてまで見るとは、腹立たしい限り。