北陸高速道路と国道8号線が、またもや福井県嶺北地方のあちこちで寸断、交通車両の長時間渋滞、場所によっては3日ほど身動き取れない事態が起きた。つい3年前の2018年2月には、8号線が石川県境付近の福井県側で1500台に及ぶ長時間の大停滞を起こし、大問題になったばかり。
何せ、道路幅が狭くて、石川県側からも福井県側からも、重機や除雪車両が現地に辿り着けない場所だから、大きな課題を残した。
その大雪の教訓や経験を経ているにもかかわらず、今回の大雪では、県も高速道路も、早い話が、あちこちでバラバラに次々と大型車両のスリップ事故などでストップして、除雪は出来ずに、「顕著な大雪」に翻弄され、除雪の済んだところが、また動けなくなるほど積もる事態が起きた。
とにかく、チェーンの装着や、除雪車の手配行動が、あちこちでバラバラとなり、情報統一されず、問題が起きた。目下、県知事を筆頭に、中日本高速道路、国などが集まって、「何が、どうなったのか?」と検証議論が姦しい。何せ、県とその下の市町村は大雪除雪経費にアップアップしている。除雪費用の支援を国に頼みたい。国が金さえ出してくれれば、地方は、いくらでも体勢を整えられるのだから、というわけだ。
もっとも、いくら予算や設備が充実したところで、雪の降らない何十ヶ月も、高給で席を温め、危機感か脳みそか知らないが、それが不足する管理責任者がトップにいる限り、その辺りもAIにでも任せたほうがいいのかもしれない。AIなら給料は不要だ。