周りの地獄草と言われる雑草のスギナ(土筆の子)の小さな芽に比べたら、見かけは15センチほどにも葉を広げて育ってきたが、細くて頼りない白い根や脆い茎は、まるで赤子のように弱々しいが、そろそろ、一本立ちする時期が来ているので(よくは知らないが)3度目の間引きを実行した。
畑にしゃがんで(絶対、小さな椅子がいる!)、腰の痛みを我慢して、意味のない独り言を呟きながら、間引き作業。陽射しが熱い! 小一時間の後は、大根の1つの列も間引き。こっちは、1箇所に数粒の種を播いただけなので、作業は早い。虫除けネットをかけ直して、水をかけておく。
一抱えほども間引き菜を持ち帰る。茹でると、あっという間に少量になってしまう、はかない葉物。1時間30分ほど作業して、帰宅。菜をよく水洗いして、ヒゲのような白い細い根を切り落とすなど流し作業をしていたら、あっという間に11時。
久しぶりに先輩社長の顔を見たいと思ったが、時間的なタイミングを逸してしまった。まあ、慌てなくてもいいや、と思えるところが、この年になったことのメリットだ。時間は、不思議とたっぷり、ある。野菜が育つのを待っていられるのだから。