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福祉国家から脱福祉国家へ、 社会的空間活動調査の意義

2020-03-04 02:55:41 | 暮らし・街・環境

福祉国家から、脱福祉国家でのNPOの役割を語った松原明氏の講演から、社会的空間活動調査の意義を確認できたので、そのメモを。

『さよらな共助社会』(こんにちは協創社会) それぞれのアソシエーションのネットワーク舞台づくりがNPOの使命

人間社会を成り立たせる協力における四原理

貢献・共有、統治・再配分 、貸し・お返し、交換・交換


「協力」には、五つの助けが

自助    私 血縁            個人資産
互助    近隣              土地私有制度
市助 市場 企業              法人資産
公助    行政・政府           公共資産・公有地
+社助   NPO(利益・残余財産の非配分) *所有者不在   


NPO法を軸とした3つの時代区分

NPO1.0 会員モデル
共通の関心からなる同質的メンバー(ボランティア)が活動の中心
事務局はサポート役

NPO2.0 NPO経営モデル
福祉国家 新しい公共
社会保障等の社会サービスは政府・行政が行い、市民はサービスを税で購買
NPOは、事務局中心のマネジメントモデルへ
サービス対価、支援者からの寄付、補助金等による財務が軸に
資金・活動の支援者は、事務局から評価されるだけに。

NPO3.0 ポスト福祉国家
社会保障等の社会サービスをできるだけ民間専門事業者に任せ、政府は監督だけをする。
SDGs
企業が需要が増大し専門性の高い社会サービスを担う中心となり、NPOはニッチな市場へ。
NPO3.0は、その資産非所有という特性を活かして、舞台創造(役割創造)モデルづくりへ。

コレクティブ・インパクトを調整するのは、行政からNPOへ


どのような評価基準で役割を創造・配分するのか
どのような方法で、社会的活動を測るのか?
社会活動は、社会サービス市場だけで測られるものなのか?
市場原理:通貨交換量だけでいいのか? 
資本投機市場から金融資本投機市場へ、実態から仮想の不安と欲望にリンクさせていいのか?
ソーシャル・インパクト評価は、個別分野・現場での方法論をまとめる視点を。

人が動物から人間になった原点は、’間’。
 協力し合い認められる自分になること(自己実現)
関りから協力までを測る方法は?
個室内は機能空間として、空間の大きさ・入室人数・滞在時間として測れるのでは?
公共的空間・屋外の社会的活動を非言語コミュニケーションで測る意義はあるのではないか?

今後の、多世代・多分野の人が相関しあって差異を享楽・創発しつづける可能性の大きな、汎機能空間が、地上階・開放空間と屋外だから。

 


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