金縁市場交換と近縁非市場交換の二重循環社会
金縁市場交換とは、初期の通貨による等価交換ではなく、通貨が通貨を循環させる金融欲望資本市場を言う。
近縁非市場交換とは、村や町などの物理的地域社会ではなく、交通・通信ネットワークに支えられた意志交換の密度の濃さを縁として、相対で交わされる行為とその反応。
企業活動は、金縁市場活動。村や町などの物理空間を基準とした自治体内完結は出来なくなっている。近隣ではなく、意志を交換できるメディアやコミュニケーションでの交歓が、縁のてがかり。近縁は、相対での相互行為を支えるので、非市場交換である。
その近縁非市場交換を支え、金縁市場価値生産の再生産を支えるのは、セーフティーネット。高価値づくりには、学習・研究と投機的な行為が必要で、敗者復活の仕組みが必要だから。