モノと心の独り言

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被災・復旧・復興活動から考える:「第五回安全・安心まちづくりワークショップin中越」

2006-10-10 07:29:52 | 暮らし・街・環境
「地域の防災問題」をこの一年、
毎週土曜日10時Week End Radio-Cityで取り組んできた中央FMの取材手伝いで、
10月7・8日、長岡で開かれた「第5回 安全・安心まちづくりワークショップ in 中越-中越の経験を学びあう」に参加・取材してきました。
NPO地域交流センターが事務局を勤め続けてきた第5回目は、ワークショップ資料の地図のように、2004年7月の新潟福島豪雨と新潟県中越地震、そして毎年の冬・積雪のなかで、復旧から復興へと展開してきた現地での集まりです。




分科会でそれぞれのテーマでの事例紹介と検討

 ①地域コミュニティと防犯~子どもを犯罪から守る~
 ②地域コミュニティやボランティアなどの協働
  ~自らのまちを多様な力を活かして守る~
 ③災害時の要援護者対応
  ~高齢者、障害者、外国人などとの助け合いのしくみ~
 ④河川と地域
  ~水害対策、河川・ダムの上手な活用法など~
 ⑤次世代の防災・地域づくりの担い手 ~若者達のネットワーク~
 ⑥雪国・農村・都市交流  ~「雪」を有効活用して地域交流~
 ⑦防災に役立つ地域拠点 
  ~道の駅、町の駅、そのほか公共施設の活用~
 ⑧企業と地域の連携
  ~防災ものづくり技術、防災ビジネス、事業継続など~
 ⑨災害時に使えた連絡、通信方法
  ~FM、無線、インターネットなどの活用~

翌日の視察会での復旧現場視察
 ①長岡コース 山古志地区の復興の歩み
 ②小千谷コース ボランティアと地域コミュニティ
 ③見附コース 災害時の助け合いと地域拠点活用
 ④三条コース 7.13水害からの復興の歩み


180名ほどの方々が、準備・参加・交流され、
私も、さまざまな視点に触れることができました。
またこの会合に付帯して、
「首長防災サミットin中越-災害に強い自治体づくり-」が開かれ、
具体的な活動への手がかりともなっているようです。

ただ、神戸の方でさえ、記憶の風化を訴えており、
余りにも多くの立場、活動の方向を、
ただ記録・平行活動してゆくだけでは活かされず、
整理し・連携してゆくためには、まだ必要なことがありそうです。

私として感じたことを二つ、
災害だけにとらわれず、自然の中での住まい方・暮らし方、
山・里・巷・海の暮らしの復興についてと、
時の流れで風化する、
救出・復旧・復興の記憶と日常の生活・予防・防災の活動について
次のブログで考えてみます。

とにかく、関東は、被災経験地域なのですが、市民の記憶は風化していて、
関東被災の確率が高まってきている日々、
私としては、コミュニケーション+メディアにおいて
どう考え、何ができ、何をしていくかということです。


写真は、一日目の各分科会ワークショップでまとめた、
語り継ごうとするキャッチフレーズです。

  「帰ろう山古志村へ」という復興活動に、山・里・海、そして巷の暮らしを考える
  第2分科会は、他地域コミュニティやボランティアとの「継志楽学」


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