モノと心の独り言

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近代的舞台社会から、現代的刺激網社会へ

2007-10-17 09:08:05 | 基本的なコト
近代的舞台社会から 現代的刺激網社会へ

人が受ける刺激とそれにたいする反応を、
量だけでなく質をも考えて、実感-クオリアと考えると、
古代から中世・近代、そして現代まで、
それほど変わっていないのかもしれない。

社会の一部だった人間が、浮遊し始めたのがルネッサンスだとし、
地縁・血縁を切って、個人が社会舞台に上がる
最後の階級社会が近代だと、
近代社会学的言葉で見立ててみる。

今度は現代を、
分子生物学・認知科学的な言葉で見立てれば、
環境の無機物・有機物の間の相互反応=刺激を、
神経網で偏在させているのが生命となり、
あの近代的個人としての個体は解体される。

解体されたモノは、
その偶然の偏在ゆえに、唯一の存在として、
社会の上部や中心の舞台との関係いかんに関わらず、
愛着と遊びの両極の中、社会という関係をたもつ。

近代的舞台社会と現代的刺激網社会を
図にしてみた。




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