モノと心の独り言

コミュニケーション/メディア/コミュニティ ココロの建築家になりたいと・・・ 

六本木ヒルズからの展望

2005-05-11 21:46:12 | 暮らし・街・環境
東京を案内して、六本木ヒルズの展望台に初めて登りました。 一部の窓からではなく、全周を廻りながら すべてを見下ろす東京の眺望がすごい! 50Fにある東京都の細かな模型では、自分の住んでいる建物も有って、 いつも見る窓からの景色を確かめることもできた。 そして東京の空からの押井守の映像で、気がついた。 この高さからだと人が見えない、 低空飛行し、望遠でフォーカスし、そして、ロックオンすることで . . . 本文を読む

”ブラウン管前一メートルのリアル”

2005-05-09 20:38:51 | コミュニケーション-メディア
”ブラウン管前一メートルのリアル”を追求する、 北田暁大氏の著作 嗤う日本の「ナショナリズム」 を読んで <引用> 近代人 -世界と自己、主体との関係を再帰的に問うことを、  主体が近代人であることの要件とするー <連想> 前近代人 -世界と自己が分離されておらず、世界の原理・法則に従うことで、  社会的な関係を保つー 前近代人の手がかり -世界のヒューリステックスな論理化- 近代人の手が . . . 本文を読む

情報社会でのリアリティとロスト感

2005-05-08 06:55:02 | 基本的なコト
情報社会での Reality と Lost 感、 リアリティとは、比較的に長期にわたって持続する刺激によって支えられる。 それは、認識の三次元 ・ニューラル・レベル ・現象学的な意識体験 ・認知的無意識レベル での生の存在感。 農業社会から工業社会までは、意識が結晶化し構築してきた、 モノや建物、街、国土とか、組織や制度・習慣などのような 相対的に長期的・持続的・累積的な手がかりが、 認識の三 . . . 本文を読む

映画「Lost In Translation」

2005-05-07 21:00:00 | 映画・音楽・・・パッケージ・メディア
映画 Lost In Translation ロスト イン トランスレーション CMの仕事をする俳優であり父としてのボブ、 大学生で結婚し卒業したばかりのカメラマンの妻としてのシャーロット。 二人は、それぞれの役割として、TOKYOを訪れ、 都市の違い、文化の違い、言語の違いのなかで、 それぞれの自分の生活の中のズレ、行き詰まりを自覚し、 最後の頼りである互いの伴侶へ期待もはずれ、 眠れぬ夜に、 . . . 本文を読む

コミュニケーションとメディア 7:情報の自立

2005-05-07 12:33:41 | 基本的なコト
情報がモノから外部化し、 その源のモノとの関係が見えなくなると、 情報自体が一人歩きする。 パッケージとなった音楽や映画ばかりではなく、 平均的日本人が日々3時間ほど流しているTVのCFなど、 凝縮された刺激として、繰り返される。 感覚への強度から言えば、 私たちの感性の多くは、すでに外部メディアによって組み立てられている。 そう、 愛宕山からのラジオ放送には、ロックンロールとジャズが流れ、 映 . . . 本文を読む

生命のコミュニケーション・モデル図

2005-05-07 06:19:56 | 基本的なコト
生物の原初は、ミトコンドリアみたいな単細胞生物で、 多細胞の原型は、ホヤみたいな腸だけの生物だったとのこと。 環境に対し自己再生力を伸ばし、ニッチに適応してきた生命の一つが人類で、 言葉を手がかりに外界の応答(コミュニケーション)を記憶することで、 大脳皮質を拡大したそうだ。その一部を外部環境に表すことから、 色々なモノでの表現や、記号・文字・図・画像・音・映像など、のメディアの発展が始まった。 . . . 本文を読む

メディアを意識した時(味覚)

2005-05-06 05:18:45 | コミュニケーション-メディア
”スイーツ”:究極の消費財 誰でもの、 ちょっとした好奇心を満たしてくれるモノ。 グルメでは、食べ比べるにも限度があって、 スイーツなら、身近に楽しめる非日常。 大衆文化の象徴が、遊園地・テーマパークなど、 何の予備知識も習練も必要のない、 だれでも、そのままで楽しめるものだった。 スィーツは、 その大衆文化の極み、 コンビニ・デパチカ・・・ 店から人へ、 パティシエの名前までが、 遊び心を . . . 本文を読む

メディアを意識した時(触覚)

2005-05-04 08:22:58 | コミュニケーション-メディア
メディア を意識した時(触覚) 互いの隔たりがもどかしく、 言葉を重ね、語りつくしたその果てで、 ふと、手の甲に触れてくる、 彼女のおずおずとした指先から、 心が満たされてくるような感触・・・ それは、完全に思い込みなのだけれど、 触れるということは、触れ合うことで、 抜き差しのならない関係の始まり。  しかし、実際に触らなくても、 ラジオでの音質が良くなると、その臨場感が増し、 音から触 . . . 本文を読む

メディアを意識した時(香り)

2005-05-04 07:57:35 | コミュニケーション-メディア
メディアを意識した時(香り) 街中の雑踏で、 ふと振り返る。 それは、残り香、 もう、忘れたと気を緩め、 無防備なところへの風のいたずら、 カルヴァン・クラインの・・・ONE、 名前さえ忘れているのに、鮮やかに、 大脳は、時と場を越えて想い出を引きずり出し、 内臓は、きゅーっと締め付けられる。 その後から、何だったかと気が付いて、 今の喧騒に戻ってくるのです。 . . . 本文を読む