のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

足底板

2007-09-09 | 日記
 「ノリコさんの足は、足底板を入れたら治りそうな気がして、日本から遊びに来た友達に材料を持って来てもらいました。」
 そう言ってくれた友人が、今日はそれを作ってくれる日。
 その前に彼女とインターンシップで会って、彼女のレンタカーを返すのに付き合いました。そして、私の運転で彼女の家まで戻ると、
「私、大変なことしちゃった。レンタカーの鍵に、家の鍵付けたまま返しちゃった。」
 すぐにレンタカー会社に連絡をしましたが、もうその車はどなたかが借りていて、鍵はどこかへ。焦る彼女。なぜか落ち着いている私。
 旅先で困ったことがあると、有難くも必ず“お助け人”が現れたこと、スーツケースの鍵を忘れて旅に出てしまったことなど思い出していました。そして、おっちょこちょいは私だけではないんだなと、一生懸命にどうにかしようとしている彼女を、微笑ましく見ていました。
 家を貸してくださっている方が親切で、すぐにスペアの鍵をお持ちくださるばかりか、彼女にゼリーを差し入れて下さいました。
「どうしてみんなこんなに親切なんだろう…。」
 と、彼女。
 家のドアを無事に開けることができ、いよいよ足底板作り開始です。沈んでいた彼女の顔がみるみる職人の顔になって手際よく作業を進めていきます。私は足底板に以前から興味を持っていたので、じっと作業を見つめていました。その人の身体が今どういう状態であるのかを観察し、評価するのが一番大事なのは、治療を始める前と同じだと思いました。
 仕上がりは明日、楽しみです。