のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ゴルフ大会

2008-04-21 | 日記
 ゴルフというものを体験したことがないので、やってみようかと一日悩んでいたら、定員になり締め切られていました。それでもせっかくの機会ですから、ギャラリーとして参加をする事にしました。
 場所は、遠く北にある『SILVERSTONE GOLF CLUB』。朝9時にスタートということなので、8時前に家を出ました。順調に車を走らせて、いい時間に到着。28キロほどありました。少し風はありますが、気持ちのよい天気です。そして、ラスベガスに居るとは思えない雰囲気。
 すぐにビクトリアとカースティンに会いました。アシスタントカンパニーマネージャーとプロダクションコーディネイターという役職にいる方々で、いつもイベントがあるとお世話をして下さいます。そしてクラブハウスに入ると、カンパニーマネージャーのジャックさんにもすぐにお会いしました。
 そのままゴルフ場に出ました。カートがずらっと並んでいます。今日はゴルファーになる、見慣れた顔も、ぽつぽつと現れはじめます。そのほとんどがバックステージテクニシャンです。
 私は何もかもが初めてのことなので「わー。」と口をあけながらあたりを見渡していました。ビクトリアとカースティンには笑われました。
 だんだんと人が集まってきて、カートにクラブを載せ、2人で1台に着席し、出発を待っています。
「みなさんカートに乗ってホールを回るのですか。」
「そうだよ。ここには9つのホールがあるゴルフコースが3つあって、今日は2つのコースを回るんだよ。ノリコは僕のカートに乗っていいから。」
 私はテレビで観るゴルフ大会しか頭になかったものですから、そのイメージでギャラリーになるつもりでしたが、そういうことにはならないようでした。昨日たまたまジャックさんにお会いして、ギャラリーとして参加してもいいか尋ねておいて本当に良かったと思いました。
 参加者たちを乗せたカートはコースへ出て行き、あっという間に散らばって行きました。私達のカート2台は彼らの様子を見ながら、おいしいものを差し入れながらホールを回って行きました。
 見ていると、4人でチームを組み、一番いいボールを残しながら進めて行くという方式のようでした。とにかく楽しくというチームもあれば、真剣なチームもあります。ゴルフが初めてという方もいました。それぞれがそれぞれに楽しんでいて、こちらも楽しくなります。
 ジャックさんは、膝を痛め手術をしたので今でこそゴルフはしないが、昔は毎日通っていたというほどのゴルフ好きな方で、何も知らない私にいろいろなことを教えて下さいました。カートも少し運転させて下さいました。
 どこのチームと会って、どこのチームと会っていないか、何度も確認しながら、公平に、そしてなるべくたくさんみなさんの顔を見られるように私達のカートは進みました。
 カートの走る脇には普通の住宅があります。庭がゴルフ場に面していて、みんなで「ここに住むのは大変だね。」と話していました。庭はいつもきれいにしていなければならないし、くつろいでいるところは人に見られるし、ショットの時は静かにしなくてはならないし…。それでもたくさんの住宅があり、まだまだ建設されていました。
 もう終わりの頃になると、ゴルフをしたことのないカースティンが誘われて、ボールを打ってみることになりました。空振りをして3度目にヒット。すぐそこに転がりました。私も誘われました。ドキドキしながら打つと、あまりパッとはしない感じで低く少し遠くまで転がりました。
「ゴルフは野球とは違って力を入れて打てば遠くに行くというものでもないんだよ。そこがまた面白いところだね。」
 カートを先に走らせると、私の打ったボールが転がっていました。記念にもらっていいというので持って帰ることにしました。
 GPSを載せたカートには、自分の位置だけでなく、コースの回り方が遅いか早いかなどの情報も出ているようでした。一般のお客さんがチームの間に入ったりして、コースを回り終えた1組目のチームから、最後の7組目のチームまで1時間ぐらいの差がありました。
 全員が戻ってくると、簡単に表彰をしました。写真撮影の時はカメラマンにならせて頂き、ジャックさんもビクトリアもカースティンもみなさんに入って頂いて全体写真を撮りました。
 ゴルフ場での半日、いろいろな初体験が出来たばかりでなく、ジャックさんはじめ、いつもお世話して下さる方々がどういう視点で私達のことを考えて下さっているのかを感じることもでき、いい時が過ごせました。