のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

鱗粉

2009-04-24 | KA
 小さい頃、尺取り虫を腕に乗せてかわいがっていたぐらいなので、虫は意外と大丈夫なのですが、ゴキブリはやはり苦手です。そして、蛾も好きではありません。もっといえば、蝶もあまり好きではありません。なぜなら鱗粉が苦手だからです。
 最近、蛾が劇場内を飛んでいます。今日は舞台裏の階段を下りる時に蛾が現れ、思わず声を上げると、一緒に階段を下りていたリガー達に笑われてしまいました。普段、私はあまり「キャー。」などとかわいく声を上げることはないので、相当おかしかったようです。私は、蛾が自分に纏わりつかないように手足をバタバタしながら階段を下りていると、その蛾は私の前を行くリガーの右腿の脇につき、それを彼に伝えると、彼は手で叩こうとしました。鱗粉が手につくと思うと、つぶれた時のことを想像するより先にまた「キャッ。」と。そうこうしている内に私の行きたい階となり、急いでドアを開けその場を離れました。
 力が入りました。舞台に立って演技をしている時に蛾が現れたら、平静を保っていられる自信はあまりありません…。

 このところ、幸せや楽しさって、人それぞれなのだな、とつくづく思います。そんな時に、「僕の信念は、人の二倍、三倍働くからこそ、人の百倍、二百倍、楽しみを味わえるということ。」と話している方を見付けました。これも“い組の纏”のお蔭です。この方も最高の喜びを味わっていらっしゃるのだと思いました。