出勤時間の早い日でしたが、今日のうちにやりたいことがいくつかありました。部屋の中を走りながらいくつかの用事を並行しながら済ませていきました。
今日は今にも雨が降り出しそうでした。そして、ラスベガスのシルクデュソレイユに関わる人達がKAの劇場に全員集まり、プレジデントツアーと呼ばれるミーティングが行われる日なので、友達と一緒に車で出勤が出来れば、と思っていました。しかし、私の場合、車で行くには少し余裕をみて出掛けなければなりません。ようやくめどが立ち、車でも行けることが分かった時には、連絡が間に合わず、私一人で車で行くこともないので、私も自転車で行くことにしました。
明日が誕生日の友人に、今日はミーティングで会えます。そう思って作った生チョコは固まりませんでした。仕方なく、生チョコを容器に詰め、スプーンで召し上がって頂くようにしました。しかし劇場に入ると凄い人の数。目を凝らして探しましたが、全然見つかりません。ミーティングの始まる時間になり、諦めて進むと、そこに友人を発見しました。友人はとても喜んで下さって、私も嬉しくなりました。
プレジデントツアーには、創設者であるギーさんがいらして、宇宙へ行った時の映像を見せて下さいました。ほんの少しでしたが、思いがけず感動しました。KAの演出家であるロベール・ルパージュさんは、今、新しいツアーショーを手掛けています。そのイメージも観ることが出来ました。テントでこのようなショーが繰り広げられるとは、本当に楽しみです。今までは、新しいツアーショーはモントリオール、ケベックで公演後は北アメリカツアーに出ていましたが、このショーはヨーロッパに行く予定になっているそうです。ヨーロッパには気軽に行けないので、6月の休暇中にまだモントリオールで公演をしているようでしたら、行ってみたいと思いました。最近オープンしたショーの評判は、良くないとのこと。おもな原因は、シルクデュソレイユのショーらしくないからのようで、ダニエル社長には、「シルクデュソレイユがどうしてこのようなショーを創るのか。」と度々質問されるそうです。その時の彼の答えは「創りたいから」。シルクデュソレイユは、ストリートパフォーマンスから始まった原点を決して忘れず大切にしながら、彼らが創り上げたアートサーカスからエンターテイメントの世界全般に創造の枠を広げていこうとしていることが、今日は良く分かりました。ミーティングも最後の方に、本日二回目のショーにギーさんとダニエルさんがいらして下さることをお聞きすると、緊張が走りました。予想はしていましたが、やはり緊張が走りました。
緊張はそれだけに終わりませんでした。トレーニングルームへ向かう途中、アーティスティックディレクターのジェイムスさんに呼び止められると、「白鳥はどう?」と訊かれました。もしかすると出来るかもしれないと思い、少しずつ練習はしていましたが、今日彼と話し、本当に出来ることが分かりました。ドキドキしました。そして、その自分をも落ち着かせるように心掛けました。
フルートをそろそろ新しくしなければいけないことは分かっていました。しかし勇気がなく、表面加工の剥がれてきたフルートを使っていました。でも、もうそれを使うのは危険です。社長の話を聞いたからでしょうか、なぜか今日は思い切り良く、フルートを緊急デビューさせることに。新しいフルートは滑り難く、硬い感じです。滑り難さはベビーパウダーで調整をします。二回目のショーの頃には湿度が高くなっているのを感じ、外は雨だろうと思いました。湿度の高さもフルートを滑り難くさせます。硬さは、使い込むしかありません。物に愛着が生まれるというのは、物にも心が宿って人と心が通い合うからなのかしらなどと考えながら、まだ手に馴染んでいるとは言えないフルートを、今日はそのまま“物”として扱うことにし、それを楽しむことにしました。
一回目のショーは、新しいフルートがライトに照らされるとキラキラと輝いて、フルートの回転をより早く見せ、握るタイミングを逃しそうでした。二回目のショーは、その新しいフルートを使う緊張のほかに、ギーさんとダニエルさんをお迎えする緊張もありました。私は緊張を和らげたかったのでしょう「ギーさんだけではなく、他のお客様のためにもね。」と言い聞かせていました。しかし、舞台に立つとやはりギーさんのことが思い出されました。ギーさんがいらっしゃらなかったら、私がここでこうして舞っていることもないのです。丸いケイジは宇宙船の窓を思い出させ、今日見せて頂いた宇宙空間が思い出されました。宇宙にいらした方の下に居るなんて。ショーが終わるとギーさんはバックステージにいらして下さり、私達は宇宙旅行成功を祝い、プレゼントを贈りました。私は、今日の気持ちを収めておきたかったのでしょうか、彼と写真が撮りたくなりました。5年間舞台に立たせて頂いていること、それは貴重な経験をさせて頂き、素敵な人生を送らせて頂けていることです。
着替えると、ストリップ沿いのHard Rock Cafeへ向かい、5周年の記念パーティに参加をしました。会場へ入るとすぐの所に、ギーさんが宇宙服を着た等身大ほどの切り抜かれたパネルがあり、記念撮影ができるようになっていました。私はとにかくお腹がペコペコで、飲み物を手にすると、食べ物を探しました。しかし、食べ物はピザと小さなキッシュなど、少ししかありませんでした。明日もショーがありますし、元々すぐに帰るつもりでしたが、ダンスフロアーでダンスが始まると、いろいろと楽しいことがあり、帰れなくなりました。思いがけずパーティを楽しみました。パーティではギーさんご本人にお会いできなかったので、ギーさんのパネルと写真を撮って会場を後にしました。有難いことに雨は上がっていました。
今日は今にも雨が降り出しそうでした。そして、ラスベガスのシルクデュソレイユに関わる人達がKAの劇場に全員集まり、プレジデントツアーと呼ばれるミーティングが行われる日なので、友達と一緒に車で出勤が出来れば、と思っていました。しかし、私の場合、車で行くには少し余裕をみて出掛けなければなりません。ようやくめどが立ち、車でも行けることが分かった時には、連絡が間に合わず、私一人で車で行くこともないので、私も自転車で行くことにしました。
明日が誕生日の友人に、今日はミーティングで会えます。そう思って作った生チョコは固まりませんでした。仕方なく、生チョコを容器に詰め、スプーンで召し上がって頂くようにしました。しかし劇場に入ると凄い人の数。目を凝らして探しましたが、全然見つかりません。ミーティングの始まる時間になり、諦めて進むと、そこに友人を発見しました。友人はとても喜んで下さって、私も嬉しくなりました。
プレジデントツアーには、創設者であるギーさんがいらして、宇宙へ行った時の映像を見せて下さいました。ほんの少しでしたが、思いがけず感動しました。KAの演出家であるロベール・ルパージュさんは、今、新しいツアーショーを手掛けています。そのイメージも観ることが出来ました。テントでこのようなショーが繰り広げられるとは、本当に楽しみです。今までは、新しいツアーショーはモントリオール、ケベックで公演後は北アメリカツアーに出ていましたが、このショーはヨーロッパに行く予定になっているそうです。ヨーロッパには気軽に行けないので、6月の休暇中にまだモントリオールで公演をしているようでしたら、行ってみたいと思いました。最近オープンしたショーの評判は、良くないとのこと。おもな原因は、シルクデュソレイユのショーらしくないからのようで、ダニエル社長には、「シルクデュソレイユがどうしてこのようなショーを創るのか。」と度々質問されるそうです。その時の彼の答えは「創りたいから」。シルクデュソレイユは、ストリートパフォーマンスから始まった原点を決して忘れず大切にしながら、彼らが創り上げたアートサーカスからエンターテイメントの世界全般に創造の枠を広げていこうとしていることが、今日は良く分かりました。ミーティングも最後の方に、本日二回目のショーにギーさんとダニエルさんがいらして下さることをお聞きすると、緊張が走りました。予想はしていましたが、やはり緊張が走りました。
緊張はそれだけに終わりませんでした。トレーニングルームへ向かう途中、アーティスティックディレクターのジェイムスさんに呼び止められると、「白鳥はどう?」と訊かれました。もしかすると出来るかもしれないと思い、少しずつ練習はしていましたが、今日彼と話し、本当に出来ることが分かりました。ドキドキしました。そして、その自分をも落ち着かせるように心掛けました。
フルートをそろそろ新しくしなければいけないことは分かっていました。しかし勇気がなく、表面加工の剥がれてきたフルートを使っていました。でも、もうそれを使うのは危険です。社長の話を聞いたからでしょうか、なぜか今日は思い切り良く、フルートを緊急デビューさせることに。新しいフルートは滑り難く、硬い感じです。滑り難さはベビーパウダーで調整をします。二回目のショーの頃には湿度が高くなっているのを感じ、外は雨だろうと思いました。湿度の高さもフルートを滑り難くさせます。硬さは、使い込むしかありません。物に愛着が生まれるというのは、物にも心が宿って人と心が通い合うからなのかしらなどと考えながら、まだ手に馴染んでいるとは言えないフルートを、今日はそのまま“物”として扱うことにし、それを楽しむことにしました。
一回目のショーは、新しいフルートがライトに照らされるとキラキラと輝いて、フルートの回転をより早く見せ、握るタイミングを逃しそうでした。二回目のショーは、その新しいフルートを使う緊張のほかに、ギーさんとダニエルさんをお迎えする緊張もありました。私は緊張を和らげたかったのでしょう「ギーさんだけではなく、他のお客様のためにもね。」と言い聞かせていました。しかし、舞台に立つとやはりギーさんのことが思い出されました。ギーさんがいらっしゃらなかったら、私がここでこうして舞っていることもないのです。丸いケイジは宇宙船の窓を思い出させ、今日見せて頂いた宇宙空間が思い出されました。宇宙にいらした方の下に居るなんて。ショーが終わるとギーさんはバックステージにいらして下さり、私達は宇宙旅行成功を祝い、プレゼントを贈りました。私は、今日の気持ちを収めておきたかったのでしょうか、彼と写真が撮りたくなりました。5年間舞台に立たせて頂いていること、それは貴重な経験をさせて頂き、素敵な人生を送らせて頂けていることです。
着替えると、ストリップ沿いのHard Rock Cafeへ向かい、5周年の記念パーティに参加をしました。会場へ入るとすぐの所に、ギーさんが宇宙服を着た等身大ほどの切り抜かれたパネルがあり、記念撮影ができるようになっていました。私はとにかくお腹がペコペコで、飲み物を手にすると、食べ物を探しました。しかし、食べ物はピザと小さなキッシュなど、少ししかありませんでした。明日もショーがありますし、元々すぐに帰るつもりでしたが、ダンスフロアーでダンスが始まると、いろいろと楽しいことがあり、帰れなくなりました。思いがけずパーティを楽しみました。パーティではギーさんご本人にお会いできなかったので、ギーさんのパネルと写真を撮って会場を後にしました。有難いことに雨は上がっていました。