内容は良く分からなかったのですが、行ってみようと思っていたワークショップがありました。そして、それがクラウンのワークショップだと分かったのが昨晩。でも、行くことにしました。
場所は、以前テレビ撮影で使ったスタジオだと行ってみると分かり、懐かしくその時を思い出しました。先生の到着を待ちます。そして先生が現れ、ちょっとびっくりしました。以前受けたクラウンのワークショップのステファン先生は、笑顔に溢れていて、とても明るい方でした。ところが、今日のジェフ先生は正反対。少し不安が過りました。話し方も、低い声で静かに話します。今考えてみれば、４名だけの参加でしたから、大きな声で話す必要がなかっただけかもしれません。先生は私に、「あなたもKAの人なの?」と訊いてから「何をしているの。」と言い、すぐに「ああ、これやっている人?」とバトンを回す仕草をしました。昨晩KAをご覧頂いたそうです。それにしても、どうして分かったのでしょう。
ワークショップの大体は、ジュのクラスみたいなことをしました。それから、先生がその人にあったクラウンの歩き方を見付けて下さり、それで競争したり。私の歩き方は、あまりクラウンらしくなかった気がします。
先生がお題を出して、二人組で寸劇をするというのがありました。お題は紙に書かれて、もう一組には分からないようになっています。私達は“３つの物を使って、失敗を見せる”というものでした。５分ほどで何をするか決めました。一番目の組がやっているのを見ていると、私は鳩尾というか胸というかが詰まってきました。彼らがやっているのは、クラウンの様な動きですが、私達が考えたものは、クラウンの動きになるのか心配になったのだと思います。彼らは面白い動きや、効果音を使っていました。そのまま私達の番になり、私は相手に助けられた感じで、何とかなりました。
先生は、常にしかめっ面と言ってもいいような感じなのですが、時々隣のスタジオから聞こえてくる音楽に合わせて、突然面白い動きをしたり、急変するのがとても面白かったです。
MGMに戻り、いつものように支度をし、トレーニングルームから戻る時に、ダニエル社長をお見かけしました。珍しいことで、不思議に思っていると、ニコルのお別れの会の為にいらして下さったことが分かりました。ニコルは、サルティンバンコのクリエイションの時からシルクデュソレイユに係わっているアーティストで、その後キダムに行き、またサルティンバンコに戻り、その後KAに来ました。KAに来てから、何度目かの肩の手術をして、結局、アーティストを辞めることになりました。２０歳の時から１７年間シルクデュソレイユに貢献した彼女を称え、社長はじめ錚々たるメンバーが集まりました。彼女の１７年間があり、私達のショーもあるのです。社長のスピーチで「アーティストを辞めても、あなたはシルクデュソレイユのファミリーですから。」というと、ニコルはほっと胸を撫で下ろしていました。そして彼女は胸を一杯にしながらスピーチをしました。
ダニエル社長はじめみなさんは、一回目のショーをご覧になるとおっしゃっていましたが、そのショーの始まりは遅れていました。待機場所に行く時から、何か様子が違うと感じておりましたが、実際に何が起きているのか分からないので、待機場所で隣に居た衣装部屋の方に訊いてみると、「有名人が来ているみたいよ。」と。全く予想外の答えで、明らかに違うと思われました。彼女は、「もし、あなたが分かったら教えてね。」と言ったので、私の予想を言いました。「私はね、誰かが忍び込んでいるのだと思うんですよ。ほら、見て下さい、バックステージテクニシャンのみなさん、ライトを持って何か探していると思いませんか」。
何が起きていたか分からないまま、ショーは遅れて始まりました。私は、社長方がいらしているからでしょうか、とても緊張をしていました。それに加え、クラウンのクラスを受けている時のように、胸が痛みました。
一回目のお客様は、ショーの終わりにお辞儀をするために、アーティストが舞台に並んだ途端、最前列までみなさんがお立ちになって下さいました。そして日の丸が見えて、胸が熱くなりました。ふと、以前日の丸を振って下さった方かしらと思い出しました。そのうちのお一人、女の子の笑顔がとてもかわいらしかったです。
それから、ショーの始まりが遅れた理由を聞き、ビックリしました。爆弾が仕掛けられていて、それを探していたと。真実でしたら、恐ろしいことです。
二回目は、何事もなく始まり、私の緊張度も良かったのですが、やはり胸に何か詰まっている感じはありました。食べ物が詰まった時の様で、いつもと違う様子ながら、同じように咳き込んでしまいました。
今日も涼しい夜です。
場所は、以前テレビ撮影で使ったスタジオだと行ってみると分かり、懐かしくその時を思い出しました。先生の到着を待ちます。そして先生が現れ、ちょっとびっくりしました。以前受けたクラウンのワークショップのステファン先生は、笑顔に溢れていて、とても明るい方でした。ところが、今日のジェフ先生は正反対。少し不安が過りました。話し方も、低い声で静かに話します。今考えてみれば、４名だけの参加でしたから、大きな声で話す必要がなかっただけかもしれません。先生は私に、「あなたもKAの人なの?」と訊いてから「何をしているの。」と言い、すぐに「ああ、これやっている人?」とバトンを回す仕草をしました。昨晩KAをご覧頂いたそうです。それにしても、どうして分かったのでしょう。
ワークショップの大体は、ジュのクラスみたいなことをしました。それから、先生がその人にあったクラウンの歩き方を見付けて下さり、それで競争したり。私の歩き方は、あまりクラウンらしくなかった気がします。
先生がお題を出して、二人組で寸劇をするというのがありました。お題は紙に書かれて、もう一組には分からないようになっています。私達は“３つの物を使って、失敗を見せる”というものでした。５分ほどで何をするか決めました。一番目の組がやっているのを見ていると、私は鳩尾というか胸というかが詰まってきました。彼らがやっているのは、クラウンの様な動きですが、私達が考えたものは、クラウンの動きになるのか心配になったのだと思います。彼らは面白い動きや、効果音を使っていました。そのまま私達の番になり、私は相手に助けられた感じで、何とかなりました。
先生は、常にしかめっ面と言ってもいいような感じなのですが、時々隣のスタジオから聞こえてくる音楽に合わせて、突然面白い動きをしたり、急変するのがとても面白かったです。
MGMに戻り、いつものように支度をし、トレーニングルームから戻る時に、ダニエル社長をお見かけしました。珍しいことで、不思議に思っていると、ニコルのお別れの会の為にいらして下さったことが分かりました。ニコルは、サルティンバンコのクリエイションの時からシルクデュソレイユに係わっているアーティストで、その後キダムに行き、またサルティンバンコに戻り、その後KAに来ました。KAに来てから、何度目かの肩の手術をして、結局、アーティストを辞めることになりました。２０歳の時から１７年間シルクデュソレイユに貢献した彼女を称え、社長はじめ錚々たるメンバーが集まりました。彼女の１７年間があり、私達のショーもあるのです。社長のスピーチで「アーティストを辞めても、あなたはシルクデュソレイユのファミリーですから。」というと、ニコルはほっと胸を撫で下ろしていました。そして彼女は胸を一杯にしながらスピーチをしました。
ダニエル社長はじめみなさんは、一回目のショーをご覧になるとおっしゃっていましたが、そのショーの始まりは遅れていました。待機場所に行く時から、何か様子が違うと感じておりましたが、実際に何が起きているのか分からないので、待機場所で隣に居た衣装部屋の方に訊いてみると、「有名人が来ているみたいよ。」と。全く予想外の答えで、明らかに違うと思われました。彼女は、「もし、あなたが分かったら教えてね。」と言ったので、私の予想を言いました。「私はね、誰かが忍び込んでいるのだと思うんですよ。ほら、見て下さい、バックステージテクニシャンのみなさん、ライトを持って何か探していると思いませんか」。
何が起きていたか分からないまま、ショーは遅れて始まりました。私は、社長方がいらしているからでしょうか、とても緊張をしていました。それに加え、クラウンのクラスを受けている時のように、胸が痛みました。
一回目のお客様は、ショーの終わりにお辞儀をするために、アーティストが舞台に並んだ途端、最前列までみなさんがお立ちになって下さいました。そして日の丸が見えて、胸が熱くなりました。ふと、以前日の丸を振って下さった方かしらと思い出しました。そのうちのお一人、女の子の笑顔がとてもかわいらしかったです。
それから、ショーの始まりが遅れた理由を聞き、ビックリしました。爆弾が仕掛けられていて、それを探していたと。真実でしたら、恐ろしいことです。
二回目は、何事もなく始まり、私の緊張度も良かったのですが、やはり胸に何か詰まっている感じはありました。食べ物が詰まった時の様で、いつもと違う様子ながら、同じように咳き込んでしまいました。
今日も涼しい夜です。