のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

フロランの革新

2010-08-20 | KA
 開始時刻を十五分過ぎたあたりから、一人、一人とスタジオを去っていきました。私はストレッチをしながらもう少し待ちましたが、結局バレエの先生にはお目に掛かれませんでした。風の吹く中のサイクリングと、少しのストレッチは、一日の身体の動かし始めには良かったかもしれません。
 時間が出来たので、気になるアキレス腱周辺の相談を、日本でお世話になっている先生にすることができました。メールを送ると、日本は早朝であるにもかかわらず、すぐにお返事を下さり、原因もずばりと。
 MGMへ行くと、教えて頂いた通りに、早速身体を動かしてみました。すると、なんと痛みがなくなりました。しばらく信じられず、事あるごとに確認をしましたが、痛みはありません。先生の存在は本当にありがたいです。早くご相談すれば良かったです。
 今日の私の仕事、お化粧を終えると、編集して頂いた曲でチャリティショーの練習をしたいので、ジャニンの所へ受け取りに行きました。彼女の部屋のアーティスト達は、みなさん本当に楽しい方で、たくさん笑いました。二人のミュージシャンがオーストラリア出身なので、私が最近目にした日本のコアラの問題を話すと、彼女達は興味深くその話を聞きながら、話を面白おかしく発展させて、私達はおなかを抱えて笑いました。
 今週頭のミーティングで、フロランのコンピュータ・プログラムが、社内の革新コンテストの様なものの最終選考に残ったことを知らされました。今日は、それを見せてもらう時間がありました。KAはシルクデュソレイユのショーの中でも際立って配役をするのが難しく、フロランのプログラムを使う前は、配役に一時間から一時間半掛かっていたところ、今は、二十分ほどで出来るようになったそうです。各シーン、それぞれ細かくその位置が出来るアーティストの名前が入っていて、配役をしたときに、重なっているなど何か問題がある時は赤で知らされたり、全ての配役は表となって出てきて、それぞれのアーティストがいくつアクトをしているか、日毎、週毎に分かるようになっていたり、とにかく凄かったです。物静かなフロランも、実は多才な人でした。
 久しぶりに、森のシーンのソロを観ました。以前のほうが好きだったかな、などと思って観ていました。丁度、双子の女の子役のジェニファーに会ったので、話し掛けると、アーティスティック・コーディネイターから指示があったそうです。彼女も本当は前の方が好きだったようですが、「私は仕事をするだけだから。」と。そう、割り切らないといけないことが時々あります。
 きれいにというか、汚くというか、日焼けした足。右側から日差しを受けているのが顕著に分かる日焼けです。