のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

NORIKO猫

2010-09-10 | イベント
 昨日迷った動物保護施設、Pets Lifeline、その後テントに行ってから尋ねると、頂いた地図の印が間違っていたよう。私は頂いた地図を簡単に描き直して持っていましたが、彼女は「この地図良くないわね。」と言い、紙を逆さにしました。彼女が説明を始めると何度も私の描いた地図が良くないというのですが、その理由が地図が逆さだからなのです。確かに、出発地点が手前で、到着地点が向こうになっていた方が見やすいので、居る場所が紙の下にあった方が分かりやすいと思います。でも、描いた地図は南が上になっていたわけでもなく、間違っているならともかく、悪いと言われるようなことは何もなかったと思うのですが、とにかく、頂いた地図の印が、通り一本南だったようです。今日は迷わず行けました。
 訪ねると、受付の方は見慣れない顔の私を不思議そうに見ました。それから、私が『Black Cat Cabalet』の出演者と分かるとボランティアに来たことが分かり、まずは中を丁寧に案内して下さいました。そして、「あなたの名前をつけた猫が居るのよ。」と。その猫は、仔猫用の部屋から、成猫用の部屋に移ってきたばかりだそうです。シャイだというその猫に、私の名前を付けたというところが、彼女達は私のことを知らないでしょうに、面白い偶然でした。犬は、昼間は外に居るということで、大きめの部屋に一匹ずつ入っていました。そのうちに、リハーサルでお会いした、お父様が日本人と言う方がボランティアにいらして、彼と一緒に犬の散歩に行く事になりました。良いお天気の中、のんびりとした散歩。散歩用の綱を持つことは、指導を受けた人しか出来ないということで、私は彼の横をただ歩いていました。Pets Lifelineには、犬を遊ばせる大きな広場もあり、ボランティアの方がいらして、そこでボールを投げたりして遊んでいました。彼女達は毎日のようにここへ来て、お気に入りの犬を中心に世話をしているそうです。私達も、そこで犬を遊ばせました。私は、今日ここで何が出来たということはありませんが、自分が出演させて頂いているチャリティショーが、どのように役立っていくのか、様子を伺うことができ良かったです。
 彼はこれからテントへ行くと言い、私も近くのプラザ周辺を少し見たかったので、一緒に自転車を走らせました。裏道を通って下さったので、たくさんのブドウ畑を眺めながら走ることができました。道端にあったブドウをつまんで食べるとワイン用は渋いのかと思っていましたが、そんなことはなく、小粒のブドウはおいしかったです。また途中でブラックベリーもあり、もう終わりという感じでしたが、食べられるものも少し見付けたので食べてみました。そこからファーマーズマーケットを通り、これからまだ何日も滞在するなら、ここで野菜を買いたいな、と思いながら、通り過ぎました。彼とはここで左右に別れて、私は街の中心、プラザへ。ワインテイストをした時に、おつまみを運んできたカフェはプラザ横にあり、そこでまずはランチ。焼いた野菜のサラダはおいしく、特にニンジンが甘くおいしく、それが顔に出ていたのでしょうか、何人もの人に何を食べてるのか訊かれました。それからプラザの周りを少し見、まだ少しお腹が空いていたので、パンを買ってプラザ中央の芝生の上で食べました。
 一度帰り少し休むと、髪を上げ、テントに向かいました。お化粧をし始めると、みんなもやってきました。リハーサルの日、昨日の本番一日目と長時間でしたので、今日は午後六時に来れば良いと言われていたのですが、みなさん早いです。今日はお化粧が上手く進まず、時間が掛かってしまいましたが、余裕をみて出掛けたので良かったです。
 夕食はピザでした。ベジタリアン、スモークサーモンの他に、マンゴーがのったものもあり、これがおいしいのです。焼いたチキンもありました。これにはものすごい数の蜂が集ってきました。蜂もおいしさが分かるようです。今日も本番前の夕食、少し控え目に食べました。
 舞台の様子を見ながらいましたが、やはり昨日と同じように、六時を過ぎないと使えませんでした。ジャニンとジュリがサウンドチェックを始めると、私の曲も弾いてくれたので、それに合わせることが出来、身体を充分に動かすことができました。
 陽が落ちると、寒くなってきます。テントを出て、外の“舞台裏”へ行くと汗が冷えて寒いのです。着替えなど急いで支度をして、身体を動かすようにしました。
 五分前のコールが掛かり、舞台袖で待機をしていましたが、しばらく待ちました。寒いので身体が冷えないように、たくさん動いていました。ソノマはラスベガスより湿度も高いからなのでしょうか、芝生が濡れ、履いていたバレエシューズもなんとなく湿ったようでした。
 私の今日の演技は、ロールのノリが少し悪かったですが、その他は大丈夫だったと思います。最後も走り去らず、舞台に残り、拍手を頂く時間を待つことが出来ました。
 第一部と第二部の間には、オークションが入ります。私達は、その間もお客様のところに行って、会場を賑やかしていたのですが、これがまた、長いのです。オリジナルのラベルをつけたワイン、一ヶ月に一度一年間に渡るお花の配達、電気自転車、ラスベガスの一泊パッケージは、MGMの宿泊と二百ドルの食事券、KAのチケットというものでしたが、バックステージツアーと音楽スタジオへのご招待が付いていたからでしょうか、番号札が次々に上がり、最後は二組がいつまでも競り合って、なんと五千ドルを超えて落札されました。多分、ソノマからラスベガスの航空券は付いていなかったと思います…。その後のブラジルへの旅は、一万ドルの価値があるものなのに、七千ドルぐらいにしかなりませんでした。
 第二部、今日はダランをホイールごと担ぎに行けました。ボディパーカッションでは、ほんの少し早まってしまいました。私はそれであっていると思ってやってしまったことなので、仕方ないです。
 たくさんの拍手と、みなさんと仲間の笑顔と、温かい空気に包まれて、ショーは無事に終わりました。私は、今までの人生にない、新たな喜びを感じていました。参加をさせて頂いて、本当に良かったです。
 帰り支度をしていると、衣装を買い取りたい人は、買えることになりました。それも寄付になるということなので、もうこの衣装を着る機会はないと思いましたが、買うことにしました。衣装は部分部分で売っていましたが、私の着た衣装は、一つだけ持っていても形にならないので、まとめて買うことにしました。
 全てが終わると、テント近くのピザ屋さんでパーティがありました。自転車の鍵がないので、私は一度帰り、歩いて戻りました。ソノマは、自転車に鍵を掛けず駐輪しておいても大丈夫そうなところですが、お借りしている物なので、慎重にすることにしました。
 パーティでは、お会いしたたくさんの方に、次々と声を掛けて頂き、喜びを伝えて頂きました。満たされていた心が、さらに温かく、喜びで溢れました。充実からか、あまりお腹が空いていないと思っていたのですが、結局、五皿か六皿食べました。みなで楽しく過ごす中、残念ながら一人のアーティストの調子が悪く、彼と一緒の家に宿泊しているアーティスト達、六、七人は、みな帰ることになりました。
 私は、去年KAのアーティストがこのショーの前に怪我をして、突然来られなくなった代わりに参加をして下さった日本人アーティスト、大さんと話をしていました。エネルギーに溢れている彼はとても興味深く、いろいろなことを伺えました。そして、彼が考案したという武幻を見せて頂きました。武幻は、彼の手によって次々に形を変え、とても面白かったです。
 それから話をした、ジャニンのお友達は、何度かお会いしたことがあるのですが、今日私の年齢を知り、とても驚いていました。彼女は私より二歳若いことが分かりましたが、彼女は私のことを年下、それも随分年下だと思っていたようです。
 とても楽しいひと時でしたが、大さんが帰る時に、私も帰ることにしました。帰っても心身の興奮状態が続いているので、夜はすっかり更けましたが眠れそうになく、荷作りを始めました。あとは、今着ているものなど、となったところで、寝ることにしました。

 何かのイベントに出演する時、バトンの発展を願い参加をし、たくさんの方にバトンをご覧頂ければと思います。でも、今回のチャリティーショーは、少し違いました。そこに集まった人たち、みなが動物保護施設の為にそれぞれが出来ることをしていたのです。チケットを買ってショーにいらして下さる方、オークションで絵を買って下さる方、お金を寄付して下さる方、舞台裏で働いて下さる方…、いろいろな方がそこに集い、みなが動物施設の資金集めの為に一つになっていました。私は一度に五千ドルも寄付することはできませんが、このショーの為に作品を創り準備をして本番に臨みました。それが私に出来ることでした。もちろん、このショーでバトンをさせて頂けることは、多くのバトンをご覧になったことのないお客様の目に触れることになり、いつもの願いを叶える一つの良い機会であったことは確かです。でも、何か違う世界が広がったような気がしました。
 今回、KAの仲間に声を掛けて頂き、このように素晴らしい経験をさせて頂けたことは、心の糧となり、私の人生をさらに活気付けてくれました。KAには慈善活動に積極的な人が多く、いつも感心していました。私は術を知らず、身動きずにおりましたが、自分にもできることがありそうです。肩肘張らずに、自分に出来ることをしていけばいいことが分かりました。また何かいい機会があることを願い、気負わずに、少しずつでも活動をしていけたらと思います。

『The Black Cat Cabaret』一日目

2010-09-09 | イベント
 朝起きると自転車がありました。部屋を貸して下さっているジュリさんが用意して下さったのでしょう。ご飯を食べてから、少し自転車を走らせてみました。明朝、Pets Lifelineと言うこのショーを企画している団体の動物保護施設へ、ボランティアに行けることになっていたので、今日は場所を確認しに行こうと思いました。しかし、頂いた地図で印された場所にはそれがなく、帰ることに。今日、下調べに行ってみて良かったです。
 自転車はなんとなく走り難く、私の気持ちと自転車の動きが合わない感じです。前輪がおかしい気がします。タイヤの空気が足りないのかと思いましたが、大丈夫です。車輪が曲がっているのかと思いましたが、どうやらそれも違いそうです。しっかりネジも締まっていますし…。この自転車、なんとオートマティック。それに私は慣れていないだけかしら、などと考えていました。
 部屋に戻ると、もうお腹が空いてしまい、また少し食べてから、会場のテントに向かいました。
     
 お化粧を仕上げておけば安心と思い、まずはお化粧をして、少し動きだすと、昨晩出来なかった後半のリハーサルをすると言います。私はそのつもりで用意をしていたら、いつの間にか予定が変わっていて、お昼を食べると、ディレクターの話があり、「じゃあ、15分後ね。」と言って、ショーは始まりました。
 まずは、ドレスリハーサル。子供達を招待していました。私の踊る曲は、また始まりの部分が短く、少し焦りながら、振付を変えながら踊ることになりました。
 その後、長いミーティングをして、ショーの手直しをすると、夕食の時間。いつまでも食べていられそうでしたが、これから本番です。舞台が使えるようになるのをチラチラ見ながら身体を動かし、曲の最終確認もしました。ようやく舞台が使え、自分の確認もできました。
 ショーは午後七時、テント外のアニメーションから始まりました。その頃は薄暗くなり、寒くなってきました。
 私は、ドレスリハーサルの時よりは準備ができました。曲は相変わらずゆっくりでしたから、たっぷり、本当にたっぷりと踊りました。昼よりもバランスが良かったので、踊り易かったです。ダメ出しで、「ノリコは早く去り過ぎる。お客様は拍手をしたいのだから、ちゃんと十分に待ちなさい。」と言われていたので、早く退場したいところ、一生懸命に舞台に残りました。同じくミーティング時に言われ、突然入ることになったキュー、ラッソと呼ばれる投げ縄の演技時の心配はありましたが、それは何とかなりました。ダランのホイールの演技の時は、出が少し遅れ、彼は皆に担がれて退場の予定でしたが、間に合わず、彼は自分でホイールを転がしながら退場してきました。ボディーパーカッションは間違えずに出来、ショーは終わりました。みなさんがとても喜んで下さり、本当にありがたいと思いました。
 家主のジュリさんも観に来て下さっていました。すぐに挨拶をしたかったのですが、寒い中の長時間のショーが終わり、どうしてもトイレに行きたくて、衣装を脱いでから行きました。旦那様もいらして下さっていて、喜んで下さいました。彼女に何歳か訊かれました。何歳と思うか逆に尋ねると、「二十代。」と。そして、本当の年齢を言うと、「何か恐ろしいことを耳にするのではないかと思って、おののいていたのよ。」と両手を震わせていました。楽しい方です。「いつまで滞在するの。」と訊かれ、私は彼女がそれを知らないことにまずびっくりしました。彼女は、「土曜日に帰るのなら私は仕事だからもう会えないかもしれないけれど、楽しんで帰ってね。」と言い、また驚きました。ホームステイは気を遣うからどうしようかと思いましたが、全くそういうことはなく、心地良く過ごさせて頂いております。
 お腹が空きましたが、ラスベガスと違い、十時半にもなればバー以外は閉店しています。頂いた果物などを食べて、とりあえず、朝を待ちます。明朝は、お掃除の方が来るようです。

『The Black Cat Cabaret』本番前日

2010-09-08 | 旅日記
 昨晩早く寝たので、早く起きました。部屋には、木漏れ日が入ってきます。
 朝は、ずっと身体を動かしていました。九時半に会場に向かって歩き出す前に、昨晩届けて下さると言っていた、お土産が届きました。紅茶、コーヒー、スナック、バナナなど、ちょっとしたおやつも入っていました。
 会場に向かう道は楽しかったです。こんなところに住んでいたら、長く住もうと思うかもしれません。会場の近くで、日頃あまり見かけない標識を目にしました。ここは、歩く、走る、自転車は良いようですが、馬はダメなようです。
     
 身体は出掛ける前に動かしていたので、リハーサル開始時間前にバトンの練習も始められました。しかしながら、舞台が出来ていないので、リハーサルは始まりませんでした。私達は、テント外でしばらく待つことになり、その内に、ボディパーカッションの練習がなんとなく始まり、だんだんと人が集まり、最後にはみんなで練習をしました。
 結局、午前中のリハーサルは出来ず、昼食時間となりました。タコスでした。その後、ようやくショーの流れを創り始めていきました。
 夕食は、肉とチキンと大きな茸の焼いたもの、煮豆とサラダとガーリックトースト。食事はとても美味しいです。私達の為に食事を用意して下さる専用シェフが、毎食テントに食事を運んで下さることが分かりました。
 サウンドチェックがあると言います。私の踊る曲は生演奏をして頂くことになっていましたが、生では聴いたことがなかったので、もしかするとその時間に私の曲の生演奏を聴けるかもしれないと思い、音が鳴ったらすぐに合わせて踊れるように、身体を動かして準備をしておきました。演奏が始まると、舞台は照明の調整をしていたので、薄暗い中、また様々なライトが点いては消える中、踊っていました。練習で使っていた録音された曲より、とてもゆっくりです。
 夜は、寒いです。寒い中、事はゆっくりと進められていきました。日本人のお父様を持つと言う方が、私が踊るのを観ていたそうで「ぼくもやってみたくなりました。」と言われたのはとても嬉しいことでした。
 ショーの流れを創ると、それを一つずつ確認しながら繋げて行うキュー・トゥ・キューが始まりましたが、予定時刻よりもだいぶ遅れて始まったので、結局終わりませんでした。私のところは、照明の確認も出来ず。
 最後に、前半だけ通すことになりました。私の曲は、初めの部分が短く演奏されました。もう一度確認をするようにしますが、ちょっと心配です。結局全部を終えることが出来ず、夜中になってしまったので、帰ることになりました。
 明日はドレスリハーサル。そして、夜は本番。上手く行きますように。

ぎゅうぎゅうのバンでソノマに到着

2010-09-07 | 旅日記
 雨がザーッと降った後にベランダを掃除していると、何台ものパトカーが静かに来ました。そして、たくさんの警察官がベランダ下の階段を上がってきました。「この部屋?」と言う風に指を差し、私に確認を取る警察官もいたのですが、私は何も分からず、首を傾げることしかできませんでした。どうやら私の部屋の下階で何かが起こったらしいのです。そういえば、朝起きて支度をしていると、叫び声が聞こえました。出掛ける前にゴミを捨てに行きたかったのですが、外に出るのが何となく怖くて、そのまま支度をしていました。その後、警察官はその部屋のドアをドンドンドンと叩き、「警察だ!」と言って中に入っていきました。緊迫感漂う朝でした。

 みんなで空港に集まって出掛けるのは、久しぶり。一人旅も好きですが、友達との旅もなんとなく楽しいです。ブライアンに作ったビデオケースのサイズは、ほぼぴったりでした。
 機内では良く寝て、オークランドに到着。大きめなバンでお世話をして下さる方が迎えにいらして下さったのですが、バンは荷物でいっぱいになり、私達は荷物の中、重なり合うようにぎゅうぎゅうに詰まって、ソノマに向かいました。小さなスーツケースを、悩んだ末に買って良かったです。
     
 ソノマは、緑が多く、花がたくさん咲いているところでした。このところ寒かったそうですが、今日はとても良いお天気。私達は良い日に到着しました。会場となるテントを車から見て、ワインテイストに。ソノマと言えば、ワインですが、まさかワインテイストが一番にくるとは思ってもいませんでした。ワインを開けた時、コルク栓に輝く物が付いているのを見せて下さいました。おいしいワインには、このダイアモンドがあるそうです。とてもきれいにキラキラと輝いていました。私は、アルコールが苦手なので、舐める程度でしたが、それでも酔っぱらいそうになりました。何種類もの試飲があったので、私にとっては、相当なアルコール量が身体に入っていったかもしれません。ワインの説明を聞きながら、紙にメモを取っていると、「ノリコは飲めないのにメモを取っているの!」と笑われてしまいました。最後に試飲したデザートワインは、とても美味しく、飲み切れそうでしたが、それは危険。舐めるだけよりほんの少し味わえました。
 その後、会場となるテントに向かいました。“テント”は出来上がっていましたが、中身はほとんど空でした。私は今日からリハーサルがあるのかと思っていましたが、どうやら今日は何もないようです。
     
 一度みな別れて、それぞれの宿泊場所へ向かいました。私がお世話になるところは、メイン通りに面しているお宅でした。何とかわいいお家でしょう。その家の裏に、別棟で二階建ての家が建っていて、私はその一階をお借りして住むことになっていました。こういう家を、carriage houseと言うそうです。その奥には小さな橋が掛かっていました。今日は涸れていましたが、家の脇には小川が流れるようです。さらに奥があり、橋を渡ると長椅子とテーブルが用意され、大きな木を眺めながらくつろげるようになっていて、そのまた奥は、芝を養成中のお庭でした。お家は、私のアパートより大きく、台所も有りました。メイン通りに面していながら、森の中に住んでいるよう。内も外もとてもかわいらしく、とても気に入りました。
     
 送り迎えをして下さる方の都合で、二十分ほど休むとすぐに夕食の会場へ向かいました。細い山道を登って着いたお宅が会場のようです。入り口では、大きな火でお肉などを焼いていました。そこを入ると、大きなプール。そしてその向こうにはソノマヴァレーが広がっていました。こんな所に暮らしていたら、出掛けることを考えずに過ごして行けそうです。平屋のお家はガラスがふんだんに使ってあり、良い眺めを部屋の中から見ることもできるようになっていました。ソノマらしくブドウも生っていました。
            
 入り口で焼いていたお肉などが焼きあがると、食事が始まりました。メインは自分で作るハンバーガーでしたが、このパンがしっかりしたパンで、とても美味しかったです。ここでもワインが出ましたが、残念ながら飲めません。でも、食事はしっかりとたくさん頂きました。
 食事がすむとプロダクションミーティングがありました。しかし、「とにかくショーを楽しんで、そのエネルギーを観客に分けてもらえればそれが一番です。」と言ったような話があっただけでした。明日、みなさんの演技を見て、まとめていくということで、私はまだどんなことになるのか、ほとんど分かっていませんが、素敵な人達に囲まれて、きっと素敵なショーに仕上がっていくことと思いました。

魚が飛び跳ねる日

2010-09-06 | 日記
 ミード湖へ行きました。ボルダーシティを通っていくと、混んでいること。フーバーダムへ行く人なのでしょうか。ようやく辿り着いたという感じです。行き道は違いましたが、結局はいつものところ、しかし、丘の反対側に行きました。
 湖面には、魚がたくさん飛び跳ねているのが見られました。群れで泳ぎ、飛び跳ねながら移動をしているようでした。帰る頃には、四十センチ位あるであろう大きな魚が飛び跳ねました。今日は跳ねたくなるような楽しい日なのでしょうか。カモが泳いでいるのも見られました。三羽が縦に並んで横切った時、とても速かったので驚きました。
 チャリティショーに必要なものを買いに行き、そこで見かけた小さ目なスーツケース、いつものようにものすごく悩み、結局買いました。RIMOWAのようなデザインの物は少し小さめ、色の気に入ったものは少し大きめ、中間の大きさの物は表面加工が最新ではないようです。決め手は、横長にも持てる取っ手。それを見付けるまで、隅々まで見比べていたので、相当の時間をそこで費やしました。
 靴を白くするためのペンを見付けるのも時間が掛かりました。やっと見付けたペンで、靴を塗り、支度をしました。新しいものは朝から使いたいので、荷物を詰めるのは明朝です。

フェルトでビデオケース

2010-09-05 | 日記
 朝日が昇り、帰宅となりましたが、十一時には起きました。暑いです。風も強いです。今日から長期休暇が始まりましたが、ラスベガスを今日後にした人は好運です。午後はさらに暑くて、水を飲むわ飲むわ。そして、トイレにも十分間隔で行っていた感じです。
 チャリティショーに必要なものを買いに行きました。日頃、食品以外の物を買うことはあまりないので、普段探さないようなものを探すのは、楽しかったです。探し物をしている時に、かわいいフェルトを見付けました。一緒にチャリティショーに行くブライアンは、練習の時にいつも自分の作品をビデオに撮り、確認していたのですが、そのビデオカメラ、買った時に入っていたのであろう梱包材に入れていつも持って来ていました。彼はそれで十分なのでしょうが、私はとても気になっていて、おせっかいとは思いましたが、その可愛いフェルトで彼にビデオケースを作ることにしました。途中でミシンの調子が悪くなり、思いのほか大変になりましたが、仕上がりました。物作りは楽しいです。
 そんなことをしていたら、旅の支度はほとんど出来ませんでしたが、明日もあります。ゆっくりと…。

長期休暇前の平ら

2010-09-04 | KA
 ご飯を炊いて洗濯をしているうちに郵便局へ。朝食を食べ終えると掃除をして、今晩のショーが終わるとすぐにでも長期旅行へ出掛けるかの勢い。
 フルートを休暇中に直して頂こうとすると、この休暇は忙しくてできないかもしれないということでした。前回は、びっくりするほどすぐに直して頂けたので、長期休暇中には充分な時間があると思ったのですが、分からないものです。 
 身体の動きは平常通りなのですが、感情の起伏が平らな感じ。誰にでも出来る仕事をしてしまったような気がして、休暇前には嬉しくない終わりとなってしまいました。

彼がそのタトゥ!?

2010-09-03 | KA
 今度の月曜日がホリデイと気付き、カイロプラクティックに行って身体を整えて頂くことにしました。その前にバレエにも行ったので少々忙しく、本当は今日アルバムを送りたかったのですが、郵便局が開いている時間には仕上げられませんでした。でも、アルバムの完成が見えてきて、ワクワクします。バレエは、とても良いバランスの日でした。
 仕事へ行く前に友人の誕生会へ行こうと思っていましたが、主役の登場が十八時と分かり、諦めることにしました。いくらショーに出ない日でも、この時間は遅すぎます。お蔭で、アルバムのカバーを仕上げられました。
 一人のアーティストを見かけ、彼がタンクトップを着ているとは珍しいと思っていると、なんと腕には掌よりも大きいシルクデュソレイユの太陽のマークの刺青があるではありませんか。まだ入れたばかりで服で覆うことができないのでしょうか…。それにしても、彼がそんなに会社にいれこんでいたとは意外で、とてもびっくりしました。
 チャリティショーの衣装がほぼ仕上がり、着てみました。今まで着たことのないようなデザインはとても素敵で、みなさんに好評でした。私ももちろん気に入りました。しかし、踊ってみると胴の部分は伸縮性の無いコルセットで、少々息苦しいです。脚にある飾りも下がってきます。でも、ショーはKAの様に毎日あるわけではなく、たったの二回ですから我慢もできます。その上、衣装担当のジェニリーは、たくさんの衣装を作らなくてはならず、寝不足です。お願いしようか迷いながら話してみると、小さな問題点の改善を、快く引き受けて下さいました。『戦場のメリークリスマス』は、息がそれほど上がらなくなり、何度も通し練習ができたのは嬉しいことでした。
 久しぶりのマッサージを受けていました。トレーニングルームでは、ショーの音楽を聴こえないようにして、他の音楽を掛けるという規則違反をしているので、もし、ショーに問題が起きた時、どうするのかしらと思っていました。すると、ショーを一度止めなければならないとアナウンス。舞台に油漏れが発生し、ショーを止めたようです。遅れてもキャンセルにならず、続けられたことは良かったのですが、十八分も止まってしまったようです。私はその間、長くマッサージを受けることができました。彼のタイマッサージは、ストレッチのようで、マッサージをあまり必要としない私にも心地良いです。
 今日居酒屋へ行く企画をしたアーティストの調子が悪くなり、延期になりました。そのお蔭で、アルバムを完成させられて、荷造りまで出来ました。明朝一番に、郵便局に行く事が出来ます。紙を一枚一枚選んでのアルバム作りはとても楽しかったです。

非常時用備品

2010-09-02 | KA
 熱風が窓から入ってきます。ここ数日、少し気温が低かったので、余計に暑く感じられるのだと思います。昨日に比べると、出勤前に水を飲む量が約五倍増。
 昨晩探検をした道を早速通って、MGMへ向かいました。坂道を二度登らないといけませんが、車も人も少ないので快適です。
 休暇に備えて、ロッカーを片付けているシェリー。「万が一の為。」と、ロッカーの中には非常時用備品が入っていて、これも出てきた、あれも出てきた、と見せてくれました。私も非常時を考えて、普段使わないものを持っています。だから、似たところがあると思いましたが、私の非常時は、ショーを行うに際して。予備のコンタクトレンズや、その日に持っていったもので足りなかった時の食糧など。自転車で帰れない時にバス代にする小銭は、少し分類が違うかもしれません。でも、彼女は懐中電灯まで持っていて、正に万が一の災害時用。彼女は、仕事場で普段はシャワーを浴びないので、石鹸やシャンプーもその内。小さなシャンプーを手にすると、万が一に備えて、仕事場に運んでいたようで、それらもたくさん出てきました。私はシャワーを毎日浴びて帰るので、それらは非常用備品としてロッカーを占領しているわけではありません。万が一の時は、私の物を使えばいいと言いました。ロッカーには、彼女が使わないお化粧落としなども何故かたくさん入っていると言って、それらをいつも使っている私にくれました。
 ゲイルと身体を動かしていると、フルートが届きました。修理を頼んだばかりのフルートです。以前、修理には最低五日間は掛かると聞いたことがありますが、あら、早いこと。
 一回目のショーは、ライトが明る過ぎた気がしました。二回目は気にならなくなりました。森のシーンが短いと、いつもより忙しく、慌ただしく舞台裏を走ることになります。でも、今日は昨日より元気で、身体の動きも良く、軽やかに走ることもできました。最後のシーン、エピローグで待機をしていると、乳母役のジーナが「シュクシュクポンポン、シュクポンポン。シュクシュクポンポン、シュクポンポン。」と口で奏でながら、リズムに乗って身体を動かしていました。彼女は本当に面白いです。
 チャリティショーの全体リハーサルは、午前1時まで行いました。あとは現地でということですが、まだまだ中途半端な感じです。どうなることやら。私の衣装は部分的に取り外しができるようになっています。ボディパーカッションをする時に、後ろの羽など邪魔にならないか、試してみました。その羽が可愛くて、みなさんに好評でした。

バトルフィールドにスペンサー

2010-09-01 | KA
 また、電話の目覚ましが鳴りませんでした。全然“スマート”ではありません。
 友人のドラムクラス登録の手伝いをしました。彼は何度も「コンピュータがない人はどうするの。」と言いながら、人差し指でキーボードを叩いていました。この登録、コンピュータで出来るようになったことが、便利なのか便利でないのか分からないと私も思いました。
 カウンセラーの息子役のスペンサーが、バトルフィールドにデビューをしました。ミロが辞めてから、そのシーンにカウンセラーが入っていなかったので、話の流れが分かり難かったと思われます。キャラクターが戻り、良かったです。
 身体がカチカチな感じがしました。でも、踊る場面になる頃には良い感じになり、ほっとしました。新しいフルートは、今一つ馴染んでいない感じがします。一回目のショーが終わり、楽屋の方へ戻ってくると、テレビカメラの前で話している方の脇を通るようになりました。PBSというテレビ局がいらしていたそうです。
 二回目は、身体の動き、フルート、心、速さが合っていない感じでした。スカートはグルグル回り、乱れているような踊り方になってしまった気がします。
 ショー後のチャリティーショーの為の練習は、少し頑張らないといけないようでしたが、観に来てくれた人が居たので、緊張をして通すことができました。さらに有難いことに、帰りはアパートまで送ってくれることになりました。その上、気になりつつも行くことが出来ずにいた道を、探検しに行ってくれました。
 日記の日付を入れて、9月になったことに気付きました。月日が経つのは早いです。