工房しまの 越生うちわ展の初日に行われた
ワークショップ:押し花 うちわ貼りのご報告です。
はじめに ごあいさつと説明
机に上にある、うちわの骨を見て
すでに興奮しはじめる子供たち
まずは、押し花を選んで 配置するデザイン決め
ご自身で集めた 押し花を持って来ても
しまのさんが 用意してくれた押し花でもOKでしたが
ほとんどの方が用意してくれた押し花を選びました。
デザインが決まると 2枚の和紙と 骨に糊を塗ります。
片側の和紙に デザインした押し花を 移し置きます。
押し花を置いていない方の和紙から
骨に付けていきます。越生うちわの特徴である
一文字の肩竹に、のりしろ部分を巻きつけるように貼ります。
うちわの先端部を残すようなイメージで
手前から持ち上げ、もう一枚の 押し花が
置いてある和紙に貼り付けます。
ずれない様に 慎重に!
表裏が貼り終わると、骨にしっかりと貼りつくように
刷毛を使って、叩き伸ばす様に密着させます。
その後 乾燥させる装置にセット。
ここで 第一作業終了。
ちょっとお茶タイム。
乾燥してくると、しまのさんの職人技の出番です。
飛び出している骨の部分を切り落とします。
特殊な形の刃に、子供だけでなく 大人も興味津津。
上の画像は角のある うちわ用の刃です。
ダン、ダン、と 2度 槌を振り落とし、半分カット
反対側も、ダン、ダン。
こちらは、通常の 丸いうちわ用の刃です。
切り抜いて 形を整えると、後半の作業があります。
うちわの縁を貼るのですが、細い和紙を左右均等に貼るのは
大人でも むずかしく、慎重になり過ぎると
引っ張っている和紙が 切れたりして、ハラハラ ドキドキ!
親子で協力。
その後、柄と肩竹の結合部に はみ出た和紙を
隠す様に飾り和紙を貼ります。
そして最後の作業。
「江戸趣味 埼玉越生島野製」の帯を巻きつけて完成です。
2時間のワークショップでしたが、作っていない ぼくでも
集中していて、あっという間に過ぎてしまいました。
しまのさんの 説明や冗談も とても面白かったのですが
時折見える 職人技や こだわりも興味深かったです。
次回は、ぼくも参加したいです。参加します。
皆様も 是非挑戦して下さい。
集合写真を撮り、終了。
参加した皆様は、ギャラリーへ戻り
再度 しまのさんの うちわを眺めておりました。
ご参加 ありがとうございました。