ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

新垣志保 ハタラクフクロ.(柿渋染め) はじまりました。

2014年03月27日 15時57分07秒 | 企画・布 染織
 
 
新垣志保 ハタラクフクロ.(柿渋染め) はじまりました。

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柿渋や 琉球藍で染めた帆布で作られたフクロ(袋)物を中心とした展示です。
 
 
小物たちも届いております。

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人気のトン袋バッグや 幅広ショルダーのバッグなど
ザックリとした「作り」ながら 使い勝手や 細やかな「心」が込められたフクロたち。

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柿渋染めというと、赤茶色のイメージがあるのですが、何度も染め重ねると
深みを増していきます。使い込んで 空気に触れ、日差しを受けることで
更に変化する柿渋染めは 防虫・防腐の効果の効果もあるんですよ。
そして 染料を生地に定着させる際に鉄を加え 鉄媒染をすることで
独特な灰色を出したフクロも並んでいます。

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更に 柿渋に染めたりも・・・
 
 
ハタラクフクロ(働く袋)と言うことで、小さなポーチや ペンケースも
充実のカラー展開です。

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グリーンは、柿渋と琉球藍の重ね染め。
数は少ないので、気に入った方や その色を見てみたい方はお早めに!
 
 
今回、初挑戦の染めは ラオスシルク。

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手前にある 季刊誌「銀花」(現在は休刊)でも紹介されている
ホアイホン職業訓練センターの織りです。
シンプルに信玄袋に仕上げてあります。
 
 
初挑戦の縫製は、履き物。

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染めることを楽しんで、作ることも楽しんでいる新垣志保さん。

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お客様との会話も楽しんでいます。
 
 
志保さんの両親は沖縄の離島出身で、
志保さんは東京生まれの大宮育ち、沖縄在住です。
アルピーノ村とのご縁は20年前。
高校生の時に 素敵屋さんでアルバイトをしていたのです(年齢がバレますね)。
 
 
当時、共に働いた自分としては、懐かしさと 志保さんの成長を感じる展示です。
多くの皆様に ご覧いただけたら 嬉しいです。
 
 
20143shihoblog

新垣志保 ハタラクフクロ.

2014年3月27日(木)~ 4月7日(月)
11:00~18:00 (最終日16:00まで) 4/1休み
会期中作家在廊

育つ染めがしたいと 強い陽射しの沖縄で柿渋や琉球藍を染め、その色や素材感に導かれるように フクロ物に仕上げることが多いと言う新垣さん。手元を離れ 数年後に出会うフクロたちの成長した姿に「この方と一緒に ちゃんと働いているんだなぁ」と嬉しくなるそうです。日々使える形を探り 縫ったり解いたりを繰り返し定番のフクロもできました。
旅や仕事のお共に 大好きなもの 大切なものを入れる ハタラクフクロです。
道具を持ってきます。以前の作に不具合があれば 修繕致します。
(阪 健志)
 
 
あるぴいの銀花ギャラリー
330-3835 さいたま市大宮区北袋町 1-130
TEL 048-647-2856
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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