新垣志保 ハタラクフクロ.(柿渋染め) はじまりました。


柿渋や 琉球藍で染めた帆布で作られたフクロ(袋)物を中心とした展示です。
小物たちも届いております。

人気のトン袋バッグや 幅広ショルダーのバッグなど
ザックリとした「作り」ながら 使い勝手や 細やかな「心」が込められたフクロたち。



柿渋染めというと、赤茶色のイメージがあるのですが、何度も染め重ねると
深みを増していきます。使い込んで 空気に触れ、日差しを受けることで
更に変化する柿渋染めは 防虫・防腐の効果の効果もあるんですよ。
そして 染料を生地に定着させる際に鉄を加え 鉄媒染をすることで
独特な灰色を出したフクロも並んでいます。

更に 柿渋に染めたりも・・・
ハタラクフクロ(働く袋)と言うことで、小さなポーチや ペンケースも
充実のカラー展開です。

グリーンは、柿渋と琉球藍の重ね染め。
数は少ないので、気に入った方や その色を見てみたい方はお早めに!
今回、初挑戦の染めは ラオスシルク。

手前にある 季刊誌「銀花」(現在は休刊)でも紹介されている
ホアイホン職業訓練センターの織りです。
シンプルに信玄袋に仕上げてあります。
初挑戦の縫製は、履き物。

染めることを楽しんで、作ることも楽しんでいる新垣志保さん。

お客様との会話も楽しんでいます。
志保さんの両親は沖縄の離島出身で、
志保さんは東京生まれの大宮育ち、沖縄在住です。
アルピーノ村とのご縁は20年前。
高校生の時に 素敵屋さんでアルバイトをしていたのです(年齢がバレますね)。
当時、共に働いた自分としては、懐かしさと 志保さんの成長を感じる展示です。
多くの皆様に ご覧いただけたら 嬉しいです。

新垣志保 ハタラクフクロ.
2014年3月27日(木)~ 4月7日(月)
11:00~18:00 (最終日16:00まで) 4/1休み
会期中作家在廊
育つ染めがしたいと 強い陽射しの沖縄で柿渋や琉球藍を染め、その色や素材感に導かれるように フクロ物に仕上げることが多いと言う新垣さん。手元を離れ 数年後に出会うフクロたちの成長した姿に「この方と一緒に ちゃんと働いているんだなぁ」と嬉しくなるそうです。日々使える形を探り 縫ったり解いたりを繰り返し定番のフクロもできました。
旅や仕事のお共に 大好きなもの 大切なものを入れる ハタラクフクロです。
道具を持ってきます。以前の作に不具合があれば 修繕致します。
(阪 健志)
あるぴいの銀花ギャラリー
330-3835 さいたま市大宮区北袋町 1-130
TEL 048-647-2856