井野さんの作品には、旅先で目に留めないような何気ない景色もあります。
それは旅雑誌に紹介されていない路地裏や古い店先。
そこには古い歴史と人びとの暮らしがあります。
また、木々の隙間から見える富士山、稲村ヶ崎から見える夕焼け、流れゆく雲やそよぐ風。
その場に佇むように沁み通っていくのです。
その土地の思い出などをお客さまと語るときがとても楽しかったと井野さん。
私たちもそんな景色を見つけたくなる、そんな展示会でした。
次なる旅は、長野のようです。
熱心にご覧いただいたお客さま、そして週末に在廊された井野さんに感謝します。
またの出会いを楽しみに。
あるぴいの銀花ギャラリー