ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

漆椀の洗い方

2023年11月23日 20時24分39秒 | ギャラリー樟楠
 

 
 
久しぶりの朝パン。
ホットサンドを盛ったのは、仁城さんの盆。
 
椀に目がいきますが、盆も料理を盛ったり楽しんで使うことができます。
 
 

 
 
明日からオンラインも始まります。
ギャラリーでは、普段の洗い方などの説明もしていますが、ちょっと書いてみます。
 
洗うのは一番最後にしています。
洗うまでに時間が開いてしまいそうな時は、さらっと水で流しておきます。
 
 

 
 
洗うのは、アクリル毛糸のエコたわし。
普通の味噌汁は、油を使っていないので、手にやさしい40度位のお湯で、エコたわしで撫でてあげれば大丈夫です。
豚汁や具にお揚げを入れた時は、洗剤も使って問題ありません。
 
一番最後に洗うのは、水切り籠の上に乗るからです。
陶器やガラスは、そのままにしてしまうのですが、椀だけは水を拭き取ります。
そのまま自然乾燥でも良いのですが、自然乾燥を繰り返す内に、だんだん同じ所に水滴が溜まるようになります。
それは、水にカルキが入っていて、何年も繰り返すと、溜まりグセが付いたところに白い線が付いてしまうからです。
 
 

 

 
 
拭き取るのは、リネンやコットンのやわらかな布巾。
最近流行りのマイクロファイバーでも良いと思います。
 
作家モノでも良いですし、イケアで売っているモノでも問題ありません。
 
水が付いているので、さらっと拭くのは難しいですが、力を入れてキュッキュッ拭くのではなく、なるべく【やさしく】拭いてください。
 
 

 
 
拭き終わった後、よく見ると水気が残っています。
でも、水滴が付いていなければ大丈夫です。
 
早く艶を出そうと磨くようなことはしないでください。
磨けば磨くほど、細かな傷が入り、次第にくすんで来てしまいます。
 
中を一周、外を一周、高台周辺を一周。
それだけで大丈夫です。
 
 

 
 
漆と聞くだけで、最初は、怖く思ってしまうかもしれませんが、漆は、丈夫で 美しい素材です。
ぜひ、挑戦してみてください。
 
 
 
ギャラリー樟楠
 
 
 

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