関東の代表的な焼物の産地、笠間と益子で活動をしている作家を紹介している「笠間益子 -craft&create- 2021」。
なるべく若い作り手たちを紹介しようと、30~40代の作家を中心に、益子の役場にも勤めていたことがあったり、現在開催中の「土祭」の立ち上げメンバーである雨海商店さんがセレクトしてくれています。
雨海商店さんに任せっきりも何だし、自分自身で作り手さん達の生の声も聞きたいので、搬出は、自走してお届けに行っています。
今回参加してくれた作家さん達も、それぞれの環境で、自分らしい うつわ作りをされていました。
「作業着だからやめて~」という作家さん達でしたが、お求めいただいた皆様が、実際にうつわを使う時に、少しでもその作家のことを思い出してくれればと、わがままを言って撮影させていただきました。
数日前の落雷で、電気の点かない仕事場で頑張る佐川義乱さん。
倉庫やガレージを改装して、コンパクトでも効率が良さそうな工房。
陽当たりの良い傾斜地で、今回の出品作とは違う、可愛いうつわも作れている我妻洋夫(我妻陶房)さん。
元々は、急須など手間のかかる仕事が好きで、今後は、可愛いうつわよりも釉薬の色味や轆轤の丁寧さが感じられるうつわ作りを目指していきたいそうです。
いつも元気いっぱいのワンちゃんが迎えてくれる佐々木康弘さんの工房。
オンラインでも好評&お問い合わせが多かったですが、頑張って、また沢山のうつわを作ってくれるそうなので、お問い合わせくださった皆さん、もうちょっと待っていて、良いうつわと出合ってくださいね。
飲食店の跡地に工房を構える下永久美子さん。
調理場に窯がありるのは面白かったですが、謎だらけの製作方法もお伺いできたので、気になる方は聞きに来てくださいね。
梅雨明けの陽射しに、うつわを乾燥させている景色が良いな~と気楽に眺めていましたが、雷で窯が止まってしまうことがあったり、なによりもこの暑さの中で窯を焚いてうつわを作るというのは、本当に大変なことだと思います。
お体大切にしながら、これからも良いうつわを作ってくださいね。
また、樟楠でも紹介させていただきたいと思います。
笠間益子 -craft & create- 2021
7/3~7/19(会期終了)
・佐々木康弘 ・下永久美子 ・我妻洋夫 ・秋谷茂郎・佐川義乱
ギャラリー樟楠