里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

月命日と初盆

2015年08月14日 | 日々のつぶやき
今日は、主人の月命日と初盆の日でした。

京都以外のところから来て下さった人達は、我が家のベランダから見える山を見て、「この山で大文字の送り火が見えるの?」

「いえいえ、ここからは見えません。もっと北の方へ行かないと見えないのですよ」

主人が入院していた病院の窓からはよく見え、16日の五山の送り火の日は、病院の消灯時間の9時を延長して、入院患者さんたちに見せてあげられる事になっていますが…

又ベランダから見える川を見て、「この川、鴨川?」と聞かれました。

「いいえ、この川は山科川です」と・・・

みんな、山を見れば大文字が見えるとか、川を見れば、鴨川と・・・京都を代表するイメージと結びつけてしまわれるようでした。


今日は、主人の事は勿論、主人の方の亡くなった方たちや、私の方の亡くなった方たちを色々思い出した日でした。

名前だけしか知らない人や、顔や姿はおぼろに覚えている人などなど…、又聞き覚えで、戦場で散った人たちを先祖の供養として、出来る限りの人を私の心に呼び起こした日でもありました。

一番強烈に蘇ったのが、私の父のお姉さんの姿でした。   

父の兄妹は7人か8人おられたようでしたが、皆さん短命で、父が亡くなった時には、すぐ上のお姉さんしかおられませんでした。

そのお姉さんが、父が亡くなって家に来られた時、「○○よ、なんであんたまで死んでしもたんや!」と泣きながら絶叫された姿が強烈に、私の脳裏に甦って来ました。   

もしかしたら、このお姉さんも、もうこの世に居られないのではと思います。

                

何はともあれ、今日は、血縁関係にある人達で、私の知る限りの人達を精一杯思い出したつもりです。

普段、それぞれのお墓に行くこともなかなか出来ませんので、心の中で、供養と言うか、その人たちが生きたあかしを確かめたくて・・・お粗末な私の祈りでした。