あめふり猫のつん読書日記

本と、猫と、ときどき料理。日々の楽しみ、のほほん日記

嫌がられた。

2009-09-17 08:48:13 | インポート
嫌がられた。
朝早めに起きて、庭をぐるっと回った。 最近老け込んで寝てばかりのあや子に、外の雰囲気を感じてもらいたくて花を摘んできた。 でも、迷惑だったみたい。 チェリーセージ。匂いが強すぎたよう。私も、こんなに香るとは、とちょっとびっくりした。 ローズマリーの匂いも嫌みたい。 猫って、ハーブの匂いが好きって聞いたんだけどな。 それともそれはミントだけなのかな?

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朝型になりたい。

2009-09-15 22:12:01 | 本(エッセイ・ノンフィクション他)

朝時間のすごしかた 朝時間のすごしかた
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2007-05-17

私は二十代半ば頃までは、早起きとまではいえなくとも、朝に弱い方ではありませんでした。

休日でもだいだい8時頃には起きていましたし、少なくとも10時以降、まして昼まで寝ていることはなかった。比較的目覚めもいい方で、低血圧とは無縁でした。

ところがところが。いつのころからか起きられなくなったんですね(p_-)

加齢による体力低下か、ただ単に怠惰になったのか。(たぶん両方)

夜更しのせいももちろんあって、午前1時過ぎまで起きていることもしばしば。しかもダラダラ何もしてないことが多いので、最近切に、生活立て直したいな、朝型になりたいよな、と思うようになりました。

この本は、以前図書館で借りて、その後古本を買った(フツーに買えよ^_^;)のですが、朝型生活を始めよう、ということをコンセプトにした本。

朝時間を有効に過ごしている女性たちのインタビューと、一般の人がウェブアンケートに答えた内容を中心に構成されています。

すべてが参考になるわけじゃないけど、“おお、なるほどな”と思う意見もあって。モチベーションを高めたいなと思って最近読み返しました。

朝ごはんのレシピがもっとあったらいいな、と思ってたら、それは別のレシピ本があるのだった(T_T)

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おもわず震え上がる。

2009-09-14 23:34:19 | 本(戯曲・シナリオ・演劇の本)
ヘイ、タクシー―イッセー尾形の都市生活カタログ (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 509(税込)
発売日:1995-06

NHKの朝の連続ドラマを時計がわりに見てしまう、わりとありふれた朝を過ごしています(^_^;)

今、放送中の『つばさ』。多部未華子ちゃんはとても可愛くて、彼女がいればまあいいかな、とも思いますが、最初のうちはこのドラマ、びっくりすること多かったです。

舞台になっている川越は、古い風情ある街並みの、静かな町、というイメージだったのですが、ハチャメチャなお母さんは出てくるわ、サンバダンサーは踊るわ。

“サンバダンサー、必要か?!”とちょっと違和感を覚えました。(最近はさすがになれました^_^;)

けれど、同じ突飛な設定でも、多部ちゃんとイッセー尾形氏演じるラジオの男(ラジオの精?)のやりとりは好きなのです。

イッセー尾形氏のひとり芝居は、残念ながらTVでしか観たことないのですが、結構好きで、ずーっと以前ですが、この『ヘイ、タクシー』という本を買いました。

彼の舞台の台詞がまとめられているシナリオ集のようなものですが、ほとんどはTVでも見たことのない演目でした。ですが、演じている様子が目の前に浮かんでくるようで、面白かった。

そして、とても怖いものもありました。

女子生徒に、性的暴行をはたらいた中学教師が主人公なんです。進学校らしく、悪い風評を避けるためと、生徒をこれ以上傷つけないために、おおっぴらにはしないことに決まります。けれど、もちろんその教師はクビになるし、みんなが彼を責めますが、実に悪びれないというか、のらりくらりしているのです。

若い熱血教師が彼を罵倒すると、“先生は、女生徒を見てもそういう気持ちにならないんでしょうか。ああ、先生の奥さんは美人ですものねぇ……。本当に美人だ……”というような事を平気で言う。男の薄笑いと、不安になる相手の教師が見えるようです。

そうして、最後に怒りと、憤りに震える少女の父親が彼の前に立ちますが、その父親に向かって、彼は恐ろしいことを言います……。

思わずぞっとしました。実際の舞台を見たら、震え上がることでしょう。

桃井かおり氏との二人舞台のシナリオも雑誌(桃井かおり氏自身が編集したもの)で読みましたが、これも怖かったなぁ……。

ラジオの男は、ほのぼのしてますけどね。でも、未華子ちゃんのやり取りの鋭さには、脱帽!です。

作家のことなら - sirube ">作家のことなら - sirube

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イメージ通りの歌

2009-09-14 22:51:25 | 音楽

私の旅 私の旅
価格:¥ 3,000(税込)
発売日:2006-11-15

すっかり気候が秋めいてきましたので、ふと思いついて車の中でこのCDをかけてみました。

料理愛好家として有名な平野レミ氏のシャンソンアルバム。(彼女はシャンソン歌手でもある)

いつもの雰囲気とはかなり違いまして、二の線で歌っている普通のシャンソン集です(当たり前だ^_^;)

私が好きなのは、ラ・セーヌとパリの空の下のメドレーと、ひまわりだったりしますが、このアルバムのラストに、普段のレミ氏を彷彿とさせる歌が入っていて。

《私のキッチン》というのがその歌。なんと、歌詞がレシピになっているんですね。

四季に分かれていて、春のちらしずし、夏の野菜サラダ、秋のきのこパスタ、冬の寄せ鍋、というメニュー。

料理経験が少しあれば、ちゃんと作れるようになってます。メロディーも軽快でとっても楽しい歌。

解説に“このアルバムのために唯一書きおろされた、ボーナストラックとも呼べる一曲”とありますが、私はほんとに、おまけ、という感じで楽しんでいます。

歌詞は、(他のシャンソンの訳詩もそうですが)旦那様の和田誠氏。

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村上春樹も猫好きだった!?

2009-09-13 23:10:25 | 本(児童書・絵本)

ポテト・スープが大好きな猫 ポテト・スープが大好きな猫
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2005-11-29

これは図書館の子ども室で借りた本。

以前その日返却された本のワゴンに乗っていて、一回りして最後に借りよう(大型絵本でかさばるから)と思っていたら借りられてしまい、残念な思いをしたことがあって。

先日行ったらやっぱり返却ワゴンに乗っていたので、今度はすぐ借りました。

子ども室にあったけど、どちらかというと大人向きの絵本かな?と思います。

おじいさんと、老いた雌猫の二人暮らしの淡々とした日常から、ちょっとした事件が起こり、それが収束するまでの何気ない話なのですが、とても心に沁みる本です。

老雌猫のプライドがけなげで、訳者の村上春樹氏も、“この物語に出てくる年取った雌猫のキャラクターはとりわけ魅力的です”とあとがきで書いています。また、こんな記述も心から共感しました。

“年取った雌猫はだいたいにおいて気むずかしくて、すぐムッと腹を立てるのだけれど、感情が細やかで、(きげんの良いときには)とても心優しくて、深く気持ちを通じ合わせることができます。”

そうして、こんなふうにも書いています。

“この本は、年取った雌猫好きの読者のみなさんには――世の中にどれくらいそんな人がいるのかわかりませんが――きっと喜んでいただけるのではないでしょうか。”

私はとても気に入りました。絵も素敵です。

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