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Small Dog Syndrome (小型犬症候群)

2013-06-02 13:35:09 | 犬達
先日、海外のNorfolk Terrierのサイトを読んでいて遭遇してしまった言葉。

Small Dog Syndrome

これを訳すと

「小型犬症候群」

(注: 本文と写真は、一切関係ありません)

はい、ポピーが綺麗だから写真撮るよ~~

英語のサイトでは、検索すると多数ヒットするのだが、不思議と日本語のページではヒットがない
(このページが最初だったりして・・・)

どのような内容の症候群なのかは、判る人には判ると思う。

私の場合も全く予想通りの内容であった。

簡単に言えば、小型犬を猫っかわいがりした結果、飼い犬の小型犬が獰猛(どうもう)な性格になる、と言うもの。
具体的な行動としては、吠え散らかす、噛みつく、やきもちを妬く、支配的な行動を取る、など。

思い当たる人、見た事がある人も多いはず。

これらの行動は、大型犬ならば、そのサイズからして
「このまま放置しておいたら大変な事になる」
と飼い主は真剣に矯正に取り組む事が多いが、小型犬は
「小さくて可愛いからちょっとぐらいならいっか・・・」とそのまま見過ごされがち。
そしてどんどん悪化して手が付けられなくなる、と言うパターンらしい。


違う!!来なくていいんだよっっ!


(以下 http://www.wikihow.com/Understand-Small-Dog-Syndrome
より抜粋)

これらの症候群の症状としては、以下である。

● Jumping. (飛びつく)
● Barking (without a command to do so, excluding warning barks of intruders.) (無駄吠え (番犬としての吠えは除く))
● Nudging you to be pet. (なでろと要求する)
● Deciding when to go outside to potty (excluding well-potty trained dogs that let you know when they need to "go.") (排泄のために外へ行く時間を犬が自分で決める)
● Deciding when to eat. (食べる時間を犬が自分で決める)
● Jumping on your lap, sofa, bed, etc. without your permission. (飼い主の許可無くして膝、ソファ、ベッドに乗る)
● Getting in high places, staring down on things. (高い場所に位置取り、見下ろす)
● "Walking you" on walks. (散歩で飼い主を引っ張って歩く)

(以上)

飛びつき、散歩での引っ張りなどは、怪我にもつながるので大型犬の場合は、非常に危険視されるはずだ。
が、小型犬だったら「かわいいから、いっか」で済まされる事が多いはず。

要するに、そこに小型犬症候群へと発展する要素が潜んでいる。

別のサイトでは、「大型犬と小型犬の多頭飼いの場合、注意すべきは小型犬の方である」と、まで言明している。

サイズが小さいから、と言うだけの理由であれこれと同情して見逃すのは、厄介な結果を招きかねない。
と、カリスマ・ドッグ・トレーナーのシーザー・ミランも番組内で発言した事がある。
(彼自身のしつけも賛否両論がある様子だが、私は何かと参考にする事が多い。)


デルピーだけかぃ・・・orz どーしても、こっちを向かないってか!!

さて、日本の飼い犬は、約7割が10キロ以下の小型犬、と言う統計がある。
平成21年度全国犬猫飼育実態調査 ペットフード協会 調査結果

欧米と異なり、住宅事情など、大型犬を飼える環境が厳しい、と言うのが理由だと思われる。
(何を隠そう、私も諸事情が許すならば、是非大型犬を飼ってみたい、と常日頃思っている口だ。)
つまりは、日本の飼い犬がこの症候群に該当する率は、単純計算ならば欧米よりも多そうである、と言う事になる。

しつけの方式など欧米から何でも輸入する日本に、この症候群の名前すら知られていない、と言うのがある意味驚きである。

小型犬だらけの日本こそ、この症候群の内容と対策を広く知らしめて、小型犬の飼い主の意識を高める必要があるんじゃ?

我が家もアナココデルピーは、小型犬なのでドッグパークなどでも小型犬エリアを利用する事が多い。
これまで色々会った犬の中でも、残念ながらこれらの症候群に該当しそうな個体を多く見ている。

もちろん、人間同様「完璧な」犬なんて居ないにしても、迷惑がかからない程度のしつけは入れるべきだと私は思っている。
飼い主をリーダーと認知して飼い主にすべてを委ねる事で、犬自身も安心して穏やかに過ごせるのだ。
飼い主に従順な犬は、社会に優しいだけでなく、犬本人にも優しいのだ。

Small Dog Syndrome
日本で広めたい気持ちもあるが、広まる必要のない社会になってもらいたい、とも思う私だ。


あんまり、いいお顔じゃないけど、よしとしよう。3頭一緒に撮るのは、ホント大変