まずは会場の仙台Darwinにたどり着けるかどうか、ちょっと心配でしたが、なんのことはない、1番町アーケード街の、ほぼど真ん中。わかりやすい場所でよかったわ~。
なにせ仙台に住んでいたのは、もう20年近く前のことですからね、最近の仙台はわからん。でも1番町なら多少の土地勘はあったので、助かった。
というわけで、開演時間まで余裕で間に合いました。一安心。
会場は去年の仙台PITに比べるとだいぶ小さい。でもその分ステージとの距離感が近い。これはこれで良いなあと思いました。有安さん側からしても、お客さんとの距離が近いわけで、寧ろこっちの方が、大きい会場よりも有安さんは好きかもな。
なんてことを思っているうちに本番スタート。独特のちょっと飛び跳ねるような感じで有安さん登場。ピアノの前に座るや、客席に向かって「立って!」という仕草を送る。
えっ?立つの?ちょっと足が辛いかも…なんて情けないことを思いつつも立ち上がり、1曲目スタート。
1曲目はなんと!私の大好きな曲『ハムスター』からスタート。私のテンションは一気に上がる!いいぞ!スタンディング上等!
2曲目もこれまた好きな曲『ベダル』。3曲目はギターに持ち替えて『夢の途中』。キラー・チューンの連続だ!いいねえ、いいぞ!
てな感じでライヴは進み、優しい有安さんは途中で観客を座らせたりと、気遣いをみせながらライヴを進行させていく。ええ子やなあ。
セットリストのバランスも良かった。1stソロアルバム『ココロノオト』からの選曲と、ももクロを卒業して以降に発表された曲とのバランスが絶妙で、満足のいく選曲。
会場は終始暖かい空気に包まれ、有安さんはあの屈託のない、赤ん坊のような笑顔を会場に向け続け、時に関西弁を交えながらのMCは、なんというか、とても
可愛らしい(笑)。
そういえば、アンコールの場面で普通に「ももクロ」という言葉が出てきたときは、なんか、嬉しかったな。去年の仙台PITでは「グループにいた頃」という言い方で、ももクロと言うのを避けていた感じがあったのですが、今年は普通に「ももクロ」と言ってくれたのが、なんだか嬉しかったし、妙にホッとしてしまった。
なにかの、なにかの兆し?
まっ、今後の流れを静かに見守りましょう。
今回のライヴでは、新曲の『靴紐』を披露してくれました。アコギ一本で披露されたこの曲、ロックでした。
これは是非とも、バンド編成で聴いてみたい。テレキャスをジャキジャキ鳴らしながらカッコよく歌う有安さんを観てみたい。
次回のお楽しみだね。
有安さんは常に、観客一人一人と目を合わせるようにして歌い続ける。その笑顔に込められた感謝と
喜び。
この方は本当に
歌うのが好きなんだね。
ライヴの閉めは、マイクから離れての生歌。その歌声はマイクを通さなくても会場中に響き渡る。
これもライブハウスという、比較的小さな空間だからこそのこと。有安さんとの距離が近く感じられた、良いライヴでしたね。
大満足!仙台まで足を運んだ甲斐があったというもの。
有安さん、ありがとう。
また、会いに行きたいな。
『虹む涙』サクライブ2019より
日常の生活の中に仄かに見える幸せ。こういう有安さんの視点
好きだな。