日本の怪獣映画史上、最高傑作との呼び声も高い「平成ガメラ三部作」。
その3作品すべてを監督した、金子修介監督による著書『ガメラ監督日記』の完全版が、この度3月26日に発売の運びとなりました。
おめでとうございます。
オリジナル版発売時には、『ガメラ3邪神〈イリス〉覚醒』はまだ公開前ということで、この作品についてはほとんど書かれていなかったのですが、ガメラ3公開25周年記念ということで、あらたにガメラ3についてのインタビューを載せた完全版として、再発されることとなったわけです。
このオリジナル版、めちゃめちゃ面白い内容だったんですよ。ガメラ制作の裏話が色々載ってました。
1作目の話で印象深かったのは、冷めてしまった豚汁の話ですかねえ。
2作目の話で印象深い、というか、なるほどと思ったのは、当時19歳の水野美紀ちゃんが、真冬の大雪が降る北海道でミニスカートを履いているのはなぜか?
あとは予算が少なかったために、撮りたくても撮れなかったカットの話とか、当時新進気鋭の特技監督だった樋口真嗣氏の、低予算の中でアイデアを駆使した特撮苦労話とか、あんな話やらこんな話やら、実に興味深い話がたくさん載ってたんですよね。
楽しい本でした。
私の本棚にいまだに鎮座しております。
オリジナル版『ガメラ監督日記』表紙。ガメラにメガホンを向ける金子監督の図。なかなか洒落てますよね。
で、その上さらに、ガメラ3のことも載せるってんだから、これは楽しいの上にも、さらに楽しいであろうこと請け合い。
完全版表紙。これも良い。
いやあホント、最近は楽しいことばかりで、まったく
笑いが止まらんよ。
良い時代だ。
映画『ゴールド・ボーイ』予告編
金子修介監督最新作。これかなり評判が高いようです。
本日3月8日より公開。
金子監督にはまだまだ頑張ってもらって、できればまた、ガメラでもゴジラでも、怪獣映画を撮ってくれたら
嬉しいんですけどねえ………(笑)。