問わず語りの...

流れに任せて

エミー賞で快挙!『SHOGUN 将軍』

2024-09-17 04:34:12 | 時代劇

 

 

 

アメリカのテレビドラマの最高峰の賞「エミー賞」にて、真田広之主演の時代劇『SYOGUN 将軍』が、作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞脚本賞等々、歴代最多18部門を受賞する快挙を達成!

 

 

素晴らしい!

 

 

真田さんは英語でのスピーチのあと、日本語でもスピーチ。このスピーチの込められた、時代劇を作り続けた日本の先人たちへの感謝とリスペクトが、泣かせます。

 

 

ホントに良いスピーチです。これは是非にも観て欲しい。

 

 

 

他のインタビューで真田さんは、「日本の映画関係者は、時代劇を”西洋化”しようとしている」と、ある種の警句を発していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかに多くの人、特に若い人に見てもらいたいとはいえ、安易に海外のアクション映画のようにしてしまうのは違う。このままでは本当の時代劇ファンも離れ、結果時代劇は衰退し、消えてしまう。現状は結構危険なのかもしれない。

 

 

伝えられてきた伝統的手法、それは殺陣であったりメイクであったり衣装であったり、結髪や言葉遣いであったり所作や小道具一般であったり、守るべきところはきちっと守り通しながら、変えて行くべきところは変えて行く。

 

 

まるでコスプレのような衣装やら髪型やら、日本刀ではあり得ないアクションやら、必ずしも新しいことは否定はしないけれど、しかしながら

 

なにもかも安易にかえてしまうのは絶対によくない。それは一時的なブームを呼ぶかもしれないが、それだけでは決して

 

 

将来に続くような、伝統の継承に繋がるものではない。

 

 

時代劇という日本の伝統的文化を守っていく、守り抜いていくと言う”信念””姿勢”というものが必要なのです。

 

 

伝統とは、守るべきことは守りながら、新しいことも取り入れつつ、後世へと伝えて行くものです。

 

 

先人たちの遺したものを、大切にしなきゃね。

 

 

 

今回の事は、伝統的なスタイルを守りながら、新しく面白いものを作り上げれば、それは「時代劇」であっても世界に十分通用するのだ、ということを見事に証明して見せた快挙だと思う。

 

 

ハリウッドに渡り、ハリウッドに蔓延していた「誤解された日本像」の解消に努めつつ、外国人にもわかり易く、日本の「本物」の時代劇ファンにも受け入れてもらえる、日本の伝統的な「正しい」時代劇のかたちを世界に発信しようと努力し続け、その夢を、20年かけて見事に開花させた真田広之さんには

 

 

ただただ、脱帽するしかない。

 

 

大変なご苦労をされたと思います。

 

 

真田広之さん、おめでとうございます。そして

 

 

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

怪獣映画と時代劇は、日本にしかないコンテンツであり、大切にするべきもの。

 

 

良いもの、面白いもの、「正しい」ものさえ作れば、これらのコンテンツは十分世界に通用する。

 

 

それを証明したのが、『ゴジラ-1.0』であり

 

 

『SHOGUN 将軍』なわけです。

 

 

 

良いものさえ作れば、時代劇はまだまだ、まだまだ

 

 

まだまだ

 

 

捨てたもんじゃない。

 

 

 

日本の映画関係者よ

 

 

 

目覚めよ!

 

 

 

時代劇の灯を消すな!

 

 

 

 

 

 

 

左から真田広之。平岳大。アンナ・サワイ。浅野忠信。

 

 

 

 

 

 

 

 

Congratulations!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする