1月1日には全国の神社において「歳旦祭」が行われ、皇室繁栄や国民が災難から逃れられるよう祈りが捧げられます。
歳旦祭は朝の5時30分から全国の神社にて行われるわけですが、同日同時刻、天皇陛下は宮中三殿の庭先に設えられた仮屋に入られ、「四方拝」という祭祀を行われます。
この際に陛下は、冬の寒空の下、水垢離をなさって身を浄められ、古式ゆかしき装束に身を包まれて祭祀に臨まれます。
祭祀の装束には夏も冬も関係ありません。もちろんマフラーもなければ手袋もない。冬の真っただ中であろうと関係ない。
実に過酷と言わざるを得ません。
このような過酷とも言える宮中祭祀を陛下は日々行われておられる。
国家国民のために。
畏れ多くもありがたいことです。
ところで、1月3日に宮中にて行われる祭祀、「元始祭」とは、国家と皇室が始まった日だとして行われる祭祀なのですが
初代神武天皇が即位したのは、紀元前660年の1月1日だったはず(建国記念日は2月11日ですが、これは旧暦の1月1日という意味だそうな)なのに、なんで3日?
これは正直よくわからないのですが、どうやら明治以降にこうした宮中祭祀の内容や日取りなどが整理されたらしいんですね。その際に、こういうことになったらしいです。
あるいは、明治天皇によるご下命があっての事だったかもしれません。大霊覚者とも言われる明治帝のこと、なんらかの霊感があっての日取り
だったのかも。
有難くも畏れ多いことです。
皇室に感謝。陛下に感謝。日本に感謝。
皇弥栄。