このドラマに関して、時代考証が必ずしも正しくない、という指摘をされた歴史家の方がおられます。
曰く、「当時の日本人はもっと礼儀正しかったし、清潔だった」
なるほど、確かに私自身、第1話で描かれたような、漂着した外国人船員に対する残酷で汚い仕打ちには、若干の違和感を感じました。
ただね、対立構造は物語を盛り上げる大事な要素の一つだし、こうした対立、無理解、差別が、やがて解消され理解し合えるようになっていく。
こうした描かれ方はある意味、エンタメの定番的表現ですからね、そのために敢えて、極端な描き方をした、という解釈もできます。
このドラマは日本の戦国時代を舞台にしているし、登場人物は実在の歴史上の人物をモデルにしている。
とはいえ
モデルは「モデル」でしかない。
そこに描かれているのは「本当」のことではないのです。あくまでも「本当」を「モデル」にした「フィクション」
なんです。
何度も書いてきましたが、時代劇で歴史で学ぼうなどとするのは間違い。時代劇はエンタテインメント。あくまでもエンタメとして楽しめばそれでいい。
それでもね、このドラマで描かれているカギ括弧つきの「ニッポン」は、これまでハリウッドで描かれ続けてきた「トンデモ日本」に比べたら
遥かに「ホンモノ」です。
フィクションと本当が、非常にレベルの高い部分で融合された時代劇。
こんな時代劇、今までなかった。それは間違いない。
さて、前回にて愈々挙兵を決意した吉井虎永でしたが、さらなる不測の事態が発生し、挙兵を諦めねばならない状態に陥ってしまいます。
愈々窮地に追い込まれた虎永。打開する手段はあるのか!?
今回一番驚いたのは、吉井長門、虎永の息子です。
えっ?待って!?何?この展開!?
この人、秀忠をモデルにしているんじゃなかったの!?
こんなのアリかよ?えーっ?驚いたー!?
いや、でもまだわからんよ。次回どうなっているのか。早く確かめたいよー!
てなわけで、詳細は観てのお楽しみー(笑)。
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