ネタバレ多し。
庵野作品は深く考察すべき、みたいな風潮が世の中にはあるみたいですが、
私は敢えて、あまり深い考察はしません。
映画ってなんだ―っ!映画とは
娯楽だ―っ!
楽しいのが一番だ―っ!
ということで、映画『シン・ウルトラマン』のどこが楽しかったかを
考察したい……考察するんか―い!
先ずは飛び姿の人形っぽさね。その人形がいかにも人形っぽくクルクル回転しながら、ネロンガに蹴りを入れるシ―ンが楽しい!
昔ながらの特撮っぽい映像からいかにもCGっぽい映像へスムーズに以降していく。
この辺のセンス、好きだな、楽しいよ。
良い!往年のウルトラファンがなにを求めているか、なにを喜ぶか、よくわかっていらっしゃる。
流石だね。
四つ足怪獣の後ろ足、あれも「正しい」表現でした。
四つ足動物の後ろ足というのは、関節の曲がり方が人間とは逆です。しかし人間が入る着ぐるみではそれができない。だから膝を曲げてうずくまった姿勢ゆとるしかない。
これがCGなら、リアルな逆関節が描けるわけですが、
でも、それをやらなかったわけですよ。CGなのに、敢えて人が入っているかのように、膝を曲げたうずくまった姿勢をとらせた。
この選択、正しい!
日本の四つ足怪獣はこうでなきゃいけない。
もう一度言わせていただきます。正しい!
楽しいですねえ。楽しい点はまだまだあります。長くなりそうなので、
今日はここまで。
実は私もウルトラマンが大好き少女だったので、観てみたいなぁ〜って思っているのですよ。
普通ネタバレ読むのは嫌なのですが、兄者のご考察は“一害もなく百利あり“なので興味深く拝読しました。
怪獣の後ろ足の曲がり方は人間とは逆。なるほどそうなのですね〜。深い!実に深い!!!やっぱり兄者の考察しない考察を見て良かった!!👍
犬や馬の後ろ足を見ればわかるように、四つ足動物の後ろ足の関節は、人間の足とは逆に曲がります。でも人が入って演じる怪獣ではそれができない。でもそういうものだと、観る側は納得してましたから、今更リアルにされてもかえって違和感がある。
だからこれでいいのです。正しい選択でした。