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TV時代劇オールタイムBEST10! その④ 第5位

2025-02-17 03:26:16 | 時代劇

第5位 『剣客商売』

1998年10月~2010年2月。シリーズ5作、スペシャル6作 フジテレビ系列

 

 

 

原作、池波正太郎。老剣客、秋山小兵衛(藤田まこと)は無外流の達人。江戸の外れで若い女房おはる(小林綾子)と隠棲生活を送る日々。時の老中・田沼意次(平幹二朗)とも昵懇の間柄。

息子、秋山大治郎(第2シリーズまで渡部篤郎、第4シリーズより山口馬木也)は生真面目な男で、門人が一人しかいない剣術道場を開きながら、剣の道に勤しむ。

 

この親子を中心に、田沼意次が妾腹に産ませた娘で、後に大治郎に嫁ぐことになる男装の女剣客佐々木三冬(第2シリーズまで大路恵美、第3シリーズより寺島しのぶ)などのキャラクターを絡ませながら、江戸市中で巻き起こる様々な事件を描く。

 

 

秋山小兵衛役は藤田さん以前にも、山形勲、中村又五郎。藤田さん以後は北大路欣也がそれぞれ演じておりますが、人生を達観しながら若い女房を迎え入れる”お盛ん”なところもある両面性を上手く出せていたのは、藤田さんが一番だったように思う。

 

その一子大治郎役にはやはり山口馬木也が断トツに良かった。真っすぐな人柄、偉丈夫な剣の達人ぶり、すべてがハマっていました。

 

 

改めまして『侍タイムスリッパー』大ヒット、数々の受賞、おめでとうございます!

 

 

剣客、剣の達人であるからこそ、剣を抜かずに事を治める話も多い。

 

 

ドラマの中心にあるのは「情緒」です。日本人を日本人たらしめている根幹にはこの情緒があると、私は思う。

 

 

この情緒が、名優たちの名演と相まって、実に深いドラマを織り上げています。

 

 

よいドラマです。観ていただきたい。

 

 

 

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