リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

ソーシャル時代の護身術(1)ユーザー名=本名に注意

2018-05-11 | 一般
タブレット用のアプリをGooglePlayで見ていて,実名らしき名前でのレビューが多いことが気になった.もちろん実名っぽいペンネームだったりすることもあるのだろうが,名前が表示されてしまうことに気づかずにコメントを投稿してしまう人が多いのではないだろうか.もちろん,実名で公開されて困ることもないのかもしれないが,やはりネット上で実名は不用心だと思う.少なくとも,意図せずして実名が公開されてしまうことは,ないようにしたい.

最近では,たとえばYouTubeでコメントを投稿しようとすると,「××としてコメントを公開する」というような注意書きが出て××というユーザー名が公開されることがわかるようになっている.だが,そのように注意喚起してくれる例はまだ少ないのではないか.

だとすると,やはりユーザー登録での実名を見直したほうがいい.
たとえばGmailなどのサービスを利用するためにGoogleアカウントを作成しようとすると,「姓」「名」,「ユーザー名」(=新たに取得したいメールアドレス),「パスワード」「パスワードの確認」を入力するよう求められる.この「姓」「名」というのはなんとなく実名を入れなければならないような気がしてしまうが,仮名で全く問題ない.むしろ,ここに本名を入れると,それがYouTubeなどのコメントで表示されてしまうので,注意したい.
もっとも,「ニックネーム」を設定すれば投稿などで表示されるのはニックネームになるようだ.「他のユーザーに表示されるあなたの情報の管理」(https://aboutme.google.com/)というページがあって,そこでユーザー名の隣の鉛筆アイコンをクリックすると,ニックネームが登録できるようだ.
だがこのグーグルのやり方はわかりにくい.やはり最初にアカウントを作成する画面でニックネーム入力欄を示しておくべきだと思う(必須項目でなくてもいい).今の時代,本名の公開をデフォルトにするシステムはいかがなものだろうか.

ただ,ニックネームを設定してもまだ安心はできない.ニックネームを設定しても,Gmailを送信したときの送信者名にはニックネームではなく,ユーザー名が表示されてしまうようなのだ.知人にメールするときにニックネームだとわかりにくいという配慮なのかもしれないが,企業などに問い合わせる場合もあるだろうから,やはりニックネームではなく,ユーザー名を仮名で登録することをお勧めしたい.上記の「他のユーザーに表示されるあなたの情報の管理」(https://aboutme.google.com/)のページでユーザー名の変更もできる.ただ,私がやってみたところ,ユーザー名を仮名に変更してからテストメールを送信しても,変更前のユーザー名で送られてしまい,何度かやり直した.いまだよくわからないが,ユーザー名を変更したら,一度ログアウトしてログインしなおすとか,ブラウザーを閉じてからまた開くといったことをする必要があるのかもしれない.いずれにしても,設定して安心せず,変更が反映されたことを確かめることが必要だと思う.

企業への問い合わせにしても名乗るのが礼儀だろうという意見もあるだろうが,そう思うなら本文中で名乗ればいい.今の時代,名前を出すのは,本人が意識的に名乗る場合のみ,とするのが妥当だと思う.

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