リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

安倍1強を支える有権者の心理

2018-08-26 | 政治
安倍内閣を支持する理由で最も多いのは政策でも政党でもなく,「他よりよさそう」であることが各社の世論調査で明らかになっているという.要は自民党に代わりうる野党が存在しないのが根本的な問題なのだが,たとえ野党がまとまって受け皿を作ったとしても,安倍1強を守る有権者の心理状態がある.朝日新聞2018-8-24の識者の談話から引用する.


(1)「案件が多すぎて,有権者が追いつけない.世間は,まともに議論するより,次の大きな議題を待ち,前の議題を忘却させる」
そういえば政府の不祥事を認める発表などは,大きな出来事の日にぶつける傾向が指摘されていた.私も有権者の飽きが安倍首相を助けていることを「モリカケ問題:忘れてしまっては安倍首相の思うつぼ」などで書いた.

(2)「違和感を持っても,『ええ,そっちの事情もわかります』と受け止めた方が,コミュニケーション力があると評価される.怒りをぶつけると,除外される.」こういう「無難な方に身を置きたが」る空気のため,内容以前に野党が与党を批判すること自体がけむたがられてしまう.
これも「安倍1強:有権者が白ける原因は?」の(3)で書いた.

(3)「『他よりよさそう』という理由で支持する人たちの多くは,政策を評価しているわけでもなく,他の首相候補や野党と比較しているわけでもなく,現状がいいと思っている人たち」
これも「「リベラル」こそ保守で,自民党は保守ではない」書いた.少なくともこれについては,自民党が公明党と組んでやってきたことが決して.「現状維持」ではないことは,有権者にわかってもらうこともできると思うのだが....

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「論争は専門家に任せるべき... | トップ | 「夫はいらないが子供はほし... »
最新の画像もっと見る

政治」カテゴリの最新記事