リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

シェアできない電子書籍コンテンツは価値が半減

2017-07-26 | 一般
私がよほどのことがないと本を買わない理由は,なんといっても置き場がないことだ.だが電子書籍の登場はその問題を解決してくれた.
最近では新聞の広告や書評欄でちょっと気になった本があると電子書籍で検索して,みつかったら買うことが多い.出版社は紙の本が売れなくなるからと電子書籍化に二の足を踏むこともあると聞くが,私のように「物理的にスペースを食わないなら買う」という人も多いことを知るべきだ.

以下,使ってみた感想.(私はアンドロイド端末で使っている.)
・テキスト検索ができる(タイトルにもよると思うが,以下同じ)のはメリット.
・ちょっと他のページを見てまた今見たページに戻る,という紙の本で無意識にやるようなことができない.(先日ある洋書タイトルでそのような機能があった.今後広まるのかも.)
・端末が壊れても,クラウド上のコンテンツの管理ページから別の端末にダウンロードできそう.電子書籍会社が倒産したらできなくなるが,おそらくダウンロード済みのタイトルはそのまま使えそう.
・一番困るのは,電子書籍では買った本を人に貸せないこと.違法コピーを防ぐための措置なのだろうが,たとえば貸したり返したりは1週間(または1か月など)に1度しかできないなどの制限を設ければ,売り上げの障害にはならないのではないか.
・少なくとも「その本しか読めないモード」みたいなものがあれば,家族に端末を渡して「読んでご覧」と言うことはできる.現状では端末を渡すと,本棚に無料マンガばかりはいっているのがみなばれてしまうので,やりにくい.このあたりはサードパーティーのリーダーアプリが出てきてもいいのではないかと思うができないのだろうか.


(追記)考えれば考えるほど人に貸せない点の不都合さが感じられて改題した.
自宅には本,漫画,DVD,CDなどがかなりあるが,週末などに時間が空いても腰を据えて蔵書を読み返したり映画を見返したりすることはまずない.せいぜいが漫画を読むかHDレコーダーにたまったドラマを飛ばし見するくらい.この調子だとコレクションの大半は生涯二度と手に取ることはないのではないかと思えてくる.
それでも捨てずにいるのは,いつか家族や客人が興味をもったときにシェアしたいと思えばこそだ.その見込みがないと見切りをつけた本などは捨て始めている.こんな私にとって,人にシェアできない電子書籍は,もとより同好の士がいそうもない趣味どっぷりの分野の本(と無料漫画)が中心になる.
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